気象トピックス・コラム
空もよう
【週 間】年越し寒波襲来、大雪に警戒

◆天気のポイント【12月28日(月)~1月3日(日)】
・30日(水)から31日(木)は日本海側で大雪に警戒
・北日本や北陸は年明け以降も積雪が増加
・年越しは身に堪える厳しい寒さ


週間天気【12月28日(月)~1月3日(日)】

  28日(月)は、低気圧が日本の南海上を東進します。西日本は天気が回復して晴れる所が多く、東日本は雨や雪が降りますが太平洋側は次第に晴れる見込みです。北日本の日本海側は29日(火)にかけて雪や雨が続き、雷を伴う所もあるでしょう。

  30日(水)から大晦日の31日(木)は、強い冬型の気圧配置となります。上空には今月中旬に北日本の日本海側から山陰を中心に大雪をもたらした寒気に匹敵、またはそれを上回るような強い寒気が流れ込む見込みです。このため北日本から西日本の日本海側を中心に大雪に厳重な警戒が必要です。風雪や雪崩、高波などに要注意。短い時間で急に積雪が増えて車の立ち往生が発生する恐れがあるほか、公共交通機関が乱れる恐れもあります。最新の交通情報を確認するようにしましょう。また、視界不良や路面凍結など交通障害にも注意して下さい。
  また、平地で雪を降らせる目安の寒気が太平洋側まですっぽりと覆います。九州は福岡など、東海は名古屋など平地でも雪の降る所がある見込みです。

  年明けの1日(金)から3日(日)は北日本中心の冬型の気圧配置となり、東日本から西日本の太平洋側は天気が回復して日差しの届く所が多いでしょう。一方、北日本の日本海側から北陸は雪が続き、積雪がさらに増える見込みです。屋根からの落雪や雪崩に注意して下さい。

  30日(水)からは上空に非常に強い寒気が流れ込むため、各地で厳しい寒さとなる見込みです。北日本は日中も気温が0℃に届かず真冬日となる所が多くなります。また、東日本や西日本でも氷点下となり朝は氷が張るほどの冷え込みとなるでしょう。初日の出を見に行くときなどは、万全の防寒対策が必要です。
  各地で厳しい寒さが続くため、体調管理に気を付けてお過ごしください。