気象トピックス・コラム
空もよう
【週 間】東~西日本は催花雨、気温は全国的に高めで春の暖かさ

◆天気のポイント【3月8日(月)~3月14日(日)】
・東~西日本は花の開花を促す雨も
・暖かい日が多く、積雪の多い地域では雪崩や落雪などに注意


週間天気【3月8日(月)~3月14日(日)】

▽北日本
  11日(木)ごろにかけて日差しに恵まれますが、寒冷前線が通過するため北海道や東北北部は雪の降る所があるでしょう。12日(金)から14日(日)も晴れ間はありますが、高気圧の縁を回る湿った空気が流れ込むため、次第に雲が多くなる見込みです。

▽東日本
  8日(月)は、太平洋側で雨の降る所があるでしょう。傘の置き忘れに注意して下さい。9日(火)も雲が多いですが、高気圧に覆われてくるため次第に天気は回復し、11日(木)は晴れる所が多い見込みです。日差しを有効に活用して下さい。12日(金)になると高気圧は東へ離れ、再び雲が広がります。その後、低気圧が南の海上を進む可能性があるため週末の13日(土)から14日(日)はすっきりとしない天気となり、雨の降る所もある見込みです。この時期の雨は、花の開花を促すという意味で「催花雨」と呼ばれています。

▽西日本
  10日(水)にかけては高気圧に覆われおおむね晴れるでしょう。11日(木)になると、前線が近付くため西から天気は下り坂となり、12日(金)は前線上に発生する低気圧の影響で雨となる見込みです。その後、天気は回復に向かい14日(日)には各地で日差しが戻るでしょう。

▽沖縄・奄美
  週の中ごろは晴れますが、週の初めと終わりは前線や湿った空気の影響で雲が広がりやすいでしょう。

▽最高気温
  週の初めは、北日本や東日本でこの時期らしい気温となる所が多いものの、気温は次第に上昇する見込みです。東日本の太平洋側や西日本は最高気温が20℃近くまで上がり、東北も10℃を上回る所があるでしょう。積雪の多い地域では、雪崩や融雪による土砂災害、屋根からの落雪などが発生しやすくなるため、十分に注意して下さい。

  東日本や西日本では本格的な花粉シーズンに突入しています。外出時の対策だけでなく、室内に花粉を持ち込まない工夫なども有効です。