気象トピックス・コラム
空もよう
【週 間】災害級の大雨への警戒継続を!

◆天気のポイント【8月16日(月)~8月22日(日)】
・災害をもたらす恐れある大雨に最大級の警戒を
・週の後半は夏の暑さが戻る


活動が活発な前線が本州付近に停滞を続けたため、佐賀県では降り始めからの雨量が1000mmを超えた所もあるなど、西日本や東日本ではこれまでに経験したことのない記録的な大雨となった所があります。

九州北部など観測史上1位の値を更新(引用:気象庁HP)


前線は16日(月)~17日(火)にかけて西日本から東日本に停滞します。このため九州では強雨が断続的に降り続く見込みで、またそのほかの西日本や東日本でも再び大雨となる可能性があります。これまでの大雨で地盤が緩んでいる地域では少しの雨でも土砂災害が発生する恐れがあり、河川の氾濫や低い土地の浸水の危険性も高まりますので、大雨に対して厳重な警戒が必要です。

最新の気象情報の把握に努め、お住まいの自治体から発令される避難情報に注意してください。また離れて暮らす家族、特に高齢者の方へは注意喚起や早めの避難行動を電話などで呼びかけてみてください。災害から大切な人の命を守ることに繋がります。


18日(水)以降も20日(金)にかけて前線は西日本から北日本に停滞する見込みのため、西日本では大雨に警戒を続けてください。東北北部や北海道も雨が降りやすくなり土砂降りになる所もあるでしょう。一方で東日本は次第に前線の影響を受けにくくなり、太平洋側を中心に晴れ間が戻る所がありそうです。 週末になると、太平洋高気圧の張り出しの程度では西日本も広く晴れ間が戻ってくる可能性があります。

沖縄は高気圧に覆われおおむね晴れる日が多くなりますが、湿った空気の影響を受けやすくなる週の後半は雲が広がりやすくなりそうです。


先週末は夏とは思えないほどヒンヤリした所もありました。今週の初めは暑さがしのぎやすい気温の所もありますが、後半に向けて各地で夏の蒸し暑さが戻ってきます。熱中症の対策をお忘れなく。