気象トピックス・コラム
空もよう
【週 間】台風14号の動きに注意、最新情報の確認を

◆天気のポイント【9月15日(水)~9月21日(火)】
・16日(木)にかけて西日本で大雨の恐れ
・17日(金)~18日(土)は西日本から北日本の広い範囲で大荒れ
・19日(日)以降は残暑が戻る、体調管理に注意


16日(木)にかけて台風14号は東シナ海でほとんど停滞する見込みです。台風周辺の湿った空気が流れ込み、秋雨前線の活動が活発な状態が続く西日本では大雨の恐れがあります。すでに九州ではここ数日の大雨により土砂災害の危険性が高まり避難指示が発令されていた所がありますので、今後も自治体からの避難に関する情報に注意してください。
北日本や東日本は日本海側を中心に晴れますが、東北の太平洋側や関東、東海は湿った空気の影響で雲が多く雨の降る所もあるでしょう。

台風進路図

17日(金)になると台風は、上空の西寄りの風に流されながら西日本にかなり近づき温帯低気圧となって発達しながら東日本~北日本へ進む可能性があります。このため西日本から北日本の広い範囲で風が強まり交通機関に影響が出る恐れもあります。また大雨や高波にも注意が必要です。
なお台風や台風から変わる温帯低気圧の進路の予報にはまだ幅があるため、こまめに最新の気象情報を確認してください。また温帯低気圧に変わると低気圧の中心から離れた場所でも雨や風が強まる可能性がありますので油断をしないでください。

19日(日)~20日(月)は高気圧に覆われ西日本から北日本の広い範囲で晴れるでしょう。20日(月)から秋のお彼岸が始まるため、お墓参りをされるのも良いのではないでしょうか。
21日(火)は高気圧が日本の東へ離れ湿った空気が流れ込むため、晴れ間もありますが雲が多くなるでしょう。十五夜のお月様が雲の隙間から見られると良いですね。

最高気温は18日(土)にかけては平年並みか平年より低い所が多いですが、19日(日)以降は暖かい空気が流れ込みやすく平年よりかなり高くなるでしょう。西日本や東日本では30℃前後まで気温が上がり、北海道でも25℃を超える所もある見込みです。気象庁からは高温に関する早期天候情報も発表されているため、熱中症対策など健康管理や農作物の管理に十分注意してください。
また、一日の気温差が大きい日もあり北海道では朝晩は10℃を下回る所もある見込みです。体調を崩さないように気を付けましょう。