気象トピックス・コラム
空もよう
小笠原は台風に警戒、気温の変化にも注意

◆この先一週間のポイント
・15日(金)を中心に小笠原では大雨、暴風、高波に警戒
・季節外れの暑さから一転、気温の変化が大きくなるため体調管理に注意


週間予報【4月14日(木)~4月20日(水)】

フィリピンの東を北上中の大型で強い台風1号は、14日(木)には非常に強い勢力になるでしょう。その後台風は勢力をやや弱めますが、15日(金)には強い勢力で暴風域を保ちながら小笠原諸島に接近・通過する見込みです。小笠原諸島では15日(金)を中心に台風周辺の発達した雨雲がかかり大雨となる可能性が高いため、浸水や河川の増水、土砂災害に警戒してください。また風が非常に強まり猛烈なしけとなる恐れもあるため、暴風や高波にも警戒が必要です。
小笠原諸島の方は最新の台風情報を確認し、早めの備えを心がけてください。

台風進路図

台風の北上に伴い、本州付近にも湿った空気が流れ込みやすくなります。西日本や東日本には前線も停滞するため、15日(金)にかけて広い範囲で雨が降るでしょう。太平洋側では雷を伴い雨脚の強まる所があり、風も強まり海上では台風からのうねりが届き波が高くなるため注意が必要です。
週末の16日(土)~17日(日)は、西から次第に移動性高気圧に覆われ晴れ間の戻る所が多くなるでしょう。日差しを有効に活用したり、お出かけをされるのも良いのではないでしょうか。
週明けの18日(月)~19日(火)は、気圧の谷や日本の南を進む前線を伴った低気圧の影響で再び全国的に雲が多くなり、西日本や東日本の太平洋側を中心に雨の降る所もあるでしょう。
20日(水)は高気圧に覆われ広い範囲で晴れる見込みです。

 

 


広い範囲で季節外れの暑さが続いていましたが、この先一週間の気温は平年並みか平年より低くなる地方が多いでしょう。特に15日(金)にかけては東北では日中も10℃に届かない所があり、関東も15℃前後の所が多いでしょう。雨や冷たい北寄りの風も吹き体感的にはより一層寒く感じられるため、服装選びに注意が必要です。
この先一週間はこれまでの汗ばむような陽気から一転し、気温の変化が大きくなるため風邪をひかないように体調管理に十分注意をしながらお元気にお過ごしください。