気象トピックス・コラム
空もよう
太平洋側を中心に雨の降りやすい天気が続く

 
昨日25日まで日本海沿岸から東北付近に停滞していた梅雨前線は、今朝にかけて本州付近をゆっくりと南下しました。埼玉県のときがわでは8時までの1時間に31mmの激しい雨が降るなど、深夜から今朝にかけて太平洋側でも雨脚が強まり、大雨警報や注意報の発表された所がありました。通勤時間帯と重なり、電車の遅延なども発生したため、会社に間に合わなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。私は間に合いましたが、駅まで歩いたただけで傘が役に立たない程の雨で濡れてしまいました。
一方、大雨の続いていた北陸や東北の雨はやみ、天気は回復している所が多くなりました。
気温は、東海から西では30℃を超える厳しい暑さが続いていますが、関東は北東からの風が流れ込み、30℃を超えている所は少なく、しのぎやすい陽気となっています。
 

26日9時実況天気図

 
 
 
 
前線は今夜になると関東の南海上まで南下する見込みで、関東などで降っている雨は一旦やみ、北日本や日本海側を中心に晴れる所が多くなるでしょう。
明日は日本海側を中心に晴れ間がでますが、前線の近付く北海道の太平洋側や湿った空気の影響を受ける東北から西日本の太平洋側では雨の降る所がある見込みです。
そして、気になるのは南の海上にある台風の動きです。南の海上に停滞していた台風5号は週末にかけて小笠原諸島に近付く予想です。小笠原諸島だけでなく東日本や西日本の太平洋側でもうねりを伴い、波が高くなりますので、注意が必要です。また、今日の正午にはフィリピンの東で台風9号が発生しました。この後は北上を続ける予想になっており、こちらの台風の動きからも目が離せません。今後の最新の情報にご注意下さい。
 

26日21時予想天気図