気象トピックス・コラム
空もよう
北日本は大雨に要注意!

 

けさは、北海道から湿った空気の影響で広く雨が降りだしました。また、雨の範囲は東北の日本海側にも広がり、秋田県の八森では、10時までの1時間に24.5ミリの雨を観測しています。きょうは、北日本で雷を伴った激しい雨の所があり、注意が必要です。けさ9時の実況天気図をみると、渡島半島付近に低気圧があります。この低気圧に向かって南の海上の高気圧から暖かく湿った空気が流れ込み、雨が降っているのです。

 

22日9時実況天気図

 
 
 
 

今夜までには、低気圧は北東方向に進み、北海道を通過します。北海道や東北地方の日本海側には、暖かく湿った空気が更に流れ込みやすくなります。東北地方でも、太平洋側も含め、次第に雨の範囲が広がり、大雨の恐れがあります。短時間に雷を伴った激しい雨の所もありますので、要注意です。
また、東日本や西日本も、大気の状態が不安定です。気温の上昇や日射の他、湿った空気の影響を受けて、午前中晴れていた所でも、午後は雨や雷雨となり、激しく降る所もある見込みです。連日のように、局地的に雷を伴った激しい雨が観測されています。いつ、どこで雨が突然降りだすのかなどの夏の雷雨の予報は難しいため、折り畳み傘をつねに持ち歩く、空が暗くなってきたらスマートフォンなどで雨雲の動きを確認するなど、雨対策が必要です。

 

22日21時予想天気図

 
 
 
 

あすは、北日本の雨はピークを過ぎ、天気は回復に向かう見通しです。東日本や西日本も、高気圧に覆われるものの、気温や湿度は引き続き高く、日射の影響もあるため、雨や雷雨の可能性があります。熱中症や紫外線も心配です。晴雨兼用傘があると安心ですね。