気象トピックス・コラム
空もよう
九州で再び大雨の恐れ

 
昨日9日まで西日本付近に停滞していた梅雨前線は、今日は朝鮮半島から日本海西部付近まで北上しました。西日本の日本海側を中心に降っていた雨の範囲は狭くなりましたが、前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となったため、東海から西の地方では局地的に激しい雨が降りました。北海道も気圧の谷の影響で午後を中心に雨や雷雨となりましたが、梅雨明けしている沖縄は夏空が続き、関東や東北は高気圧に覆われ強い日差しが照りつけました。
日中は全国的に暑さが続き、特に東日本や東北の内陸では35℃以上の猛暑日になった所もあるなど各地で気温が急上昇しました。日差しのない西日本でも湿度が高く、蒸し暑さが続きました。
 

10日15時実況天気図

 
 
 
 
明日11日になると前線は北海道に近付き、西では徐々に南下する見込みです。西日本では日本海側を中心に再び激しい雨の降る恐れがあります。特に九州北部ではこれまでの大雨で地盤の緩んでいる所があるため土砂災害に注意が必要です。また、北海道も日本海側から雨が降りだし、雷を伴い激しく降る所もある見込みです。関東や東北は各地で晴れますが、午後は山沿いを中心ににわか雨や雷雨があるでしょう。
日中の気温は、30℃を超える所が多く暑さが続くでしょう。明日も特に東北の内陸を中心に猛暑日となる所がある見込みです。こまめに水分や塩分を補給したり、適切に冷房を使用するなど熱中症対策を万全にして下さい。
 

11日9時予想天気図

 
今日は通勤中の道路脇にひまわりを見かけました。強い日差しが照りつけ、ひまわりの似合う季節になったことを実感しました。