夏と秋の季節の変わり目に、テレビなどの天気予報で「秋雨前線」という言葉を耳にすることがあります。秋雨前線はシトシトとした弱い雨を降らせることが多いですが、大雨をもたらすこともあるので注意が必要です。 &nb…
春夏秋冬の四季があり、自然豊かで複雑な地形のある日本では、様々な雲が季節ごとに現れますが、国際的には雲を形状や高さで大きく十種類に分類し、それを「十種雲形」と呼んでいます。今回は、その中で天気の急変を知らせ…
空気中の水蒸気が地表に細かい水滴となって浮かんでいる状態を「霧」や「もや」と呼びます。「霧」は水平で見通せる距離が1キロメートル未満、「もや」は1キロメートル以上です。 北海道の太平洋側に位置する「釧路」は、有人の気象観…
私たちは、雨が降っているときに、日常会話で、「雨、強くなってきたね~」、「ざあざあ降っているよね」、「きょうは、どしゃ降りだわ~」などと、さまざまな言葉を使って雨を表現しています。 気象庁では、これだけの雨が降ったら、人…
気象庁や地方気象台の発表する風の予報は、その表現の仕方でどのような風が吹くのかがわかります。 たとえば、天気予報で、「やや強く」という表現があるときは、おおよその目安として、10m/s以上15m/s未満の風が吹くと予想さ…
ロンドンは、「霧の街」と言われています。私の母の友人夫妻が、かつてロンドンに駐在していたのですが、ロンドンでは、9月中旬から2月ごろまで曇天の日が多く、緯度も日本より高いため夜暗くなるのも早く、なんとなく空気が重苦しい感…
冬型の気圧配置になる日が増えてきて、日本海側では、「時雨(しぐれ)」となる日が多くなっています。時雨とは、晩秋から初冬にかけて、日本海側を中心に降る通り雨のことです。しぐれる日はとても寒く、冷たい雨になります。このためか…
秋も深まり、紅葉のシーズンを迎えています。山が多く起伏に富み、南北に長い日本列島では、例年、紅葉は遅い所では12月中旬ごろまで楽しむことができ、3ヶ月ほどが紅葉のシーズンとなります。 紅葉は、朝の最低気温が8度を下回るよ…
二十四節気の「霜降」を迎え、秋が深まり寒さも増し、霜が降りはじめる頃になりました。 霜は、空気中の水蒸気が水になることなく、いきなり氷の結晶になることでできます。農作物やプランターの花などに霜が降りると、細胞が死んでしま…
朝の空気が冷えてくるようになると、「露」を見ることが多くなります。「露」は、秋の季語のひとつです。「露」がつく二十四節気には、「秋分」をはさんで「白露(はくろ)」と「寒露(かんろ)」があります。残暑が徐々に収まり、朝晩は…