気象トピックス・コラム
空もよう
北陸や北日本は雷雨に注意

 
日本列島に荒れた天気をもたらせた台風18号は、きのう18日の21時にサハリンで温帯低気圧に変わりました。きょうは温帯低気圧はオホーツク海へ遠ざかりましたが、北海道の沿岸部を中心に風の強い状態が続きました。また、上空の寒気の影響で北日本の日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定で所々で雨や雷雨となり、局地的に激しい雨が降りました。北海道では、しばらくは土砂災害や河川の氾濫などに警戒が必要です。
一方、西日本や東日本は高気圧に覆われ各地で秋晴れとなりました。日中の気温は30度近くまで上がった所が多いですが、湿度が低くカラッとした暑さとなりました。
 

19日15時実況天気図

 
 
 
 
あすは上空に寒気を伴った低気圧が日本海から北日本に近付きます。このため、北日本だけでなく北陸でも大気の状態が非常に不安定になる見込みで、午後は天気が急変する恐れがあります。局地的に雨脚が強まりますので、落雷や竜巻などの突風、急な強い雨などに注意が必要で空模様の変化にお気を付け下さい。関東から西の各地は晴れ間のでる所もありますが、きょうより雲が広がりやすくなり、午後は所々でにわか雨がある見込みです。外出の際は、折り畳み傘があると安心です。沖縄もあすは湿った空気の影響で午後は一時雨が降るでしょう。
日中の気温は、平年並みか平年より高い所が多いでしょう。
 

20日9時予想天気図

 
 
 
 
日中は日差しが暑く感じられましたが、さすがに朝晩は涼しく季節は秋であることを実感しました。