気象トピックス・コラム
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カレーは食べる漢方薬!?

 
全国的に連日厳しい暑さが続いていますが、皆さん夏バテなどされていないでしょうか。
冷房が効いた室内は快適な一方で、外気との温度差によって食欲不振などの体調不良を起こされている方も多いのではないでしょうか。そんな夏におすすめの食べ物がカレーです。私は毎食でも毎日食べても良いほどカレーが好きで食べることが多いですが、カレーを構成するスパイスは日本ではもともと薬として利用されていました。そして、カレーは明治時代以降、海軍を通じ西洋料理としてイギリスから伝わり、カレースパイスが食品扱いされるようになったのですが、スパイスは食品を扱う商店ではなく、薬を扱う商店で売られていました。
薬として利用されていたカレースパイスは、胃腸の調子を整え、食欲を増進させる効能があり、夏バテ防止に最適です。多くのカレーに含まれるスパイスには発汗作用を増し、体温を下げる効果があります。そして、定番の具材である豚肉には疲労回復に効果のあるビタミンB1がたっぷり含まれています。
これらの効果のあるカレーを毎日食べたい所ですが、注意点もあります。カレーは塩分量が多く、カレーライス一皿で一日の半分近くの摂取量となってしまうため、高血圧の方は注意が必要です。何事もほどほどが一番で、私も注意したいと思います。
私は特にキーマカレーが好きですが、最近は節電対策として植物を育てるグリーンカーテンが注目されており、栄養豊富な夏野菜を育ててカレーにたっぷり入れるのも良いかもしれません。
皆さんも今日の夕食にカレーを作られてみてはいかがでしょうか。普段殆ど料理をしない私も、まずはカレーから挑戦してみたいと思います。