気象トピックス・コラム
空もよう
来週は気温の変化に注意、北日本は大雪の恐れ

◆この先一週間のポイント
・29日(火)は北日本は荒れた天気となるため警戒
・30日(水)~12月1日(木)は北日本の日本海側は大雪の恐れ
・期間の終わりは気温の変化が大きくなるため体調管理に注意


週間予報【11月25日(金)~12月1日(木)】

▽気温
週の中頃にかけては暖かい空気の影響を受けやすいため、気温は平年より高い日が多いでしょう。西日本や東日本では日中は20℃前後まで気温の上がる日が多くこの時期としては暖かく、北海道でも10℃を超える所もある見込みです。期間の終わり頃になると、この時期としては強い寒気が流れ込むため、気温は平年並みか平年より低い所が多くなるでしょう。北海道では日中も0℃に届かない所があり、東日本や西日本も10℃前後までしか上がらない所もある見込みです。
この先一週間は、期間の中頃にかけてと期間の終わりで気温の変化が大きくなります。気温の高い日が続く分、期間の終わりはより一層寒く感じられるため体調管理に注意してください。

▽天気
天気は短い周期で変わるでしょう。25日(金)は高気圧に覆われ広い範囲で晴れますが、夜は北海道の日本海側で雨の降りだす所があるでしょう。
週末の26日(土)は寒冷前線が通過するため、北日本や北陸は雨の降る所が多い見込みです。前線が通過する際は、落雷や突風、急な強い雨に気を付けてください。北海道を中心に強風や高波にも注意が必要です。関東以西も雲が広がりやすく雨の降る所もあるため、お出掛けの際は折り畳み傘があると安心です。

27日(日)は、一時的に北日本中心の冬型の気圧配置となるため北陸から北の日本海側は雨が降りやすく、北海道では雪が降るでしょう。太平洋側では晴れる所が多く、お出掛け日和となる見込みです。

週明けの28日(月)は移動性高気圧に覆われ晴れる所が多いですが、西から天気は下り坂に向かい九州など雨の降りだす所もあるでしょう。

29日(火)は低気圧が発達しながらサハリン付近を進み、前線が日本付近を通過します。別の低気圧が発生して西日本から東日本の南岸付近を東へ進む可能性もあるため全国的に雨が降り、北日本では雨や風が強まり荒れた天気になる恐れがあります。

29日の週間アンサンブル予報(気象庁の資料を加工)

30日(水)~12月1日(木)は冬型の気圧配置となり、この時期としては強い寒気が流れ込みます。日本海側では雨や雪の降る所が多くなり、初雪の便りの届く所もあるでしょう。北日本の日本海側を中心に降雪量がかなり多くなる恐れがあり、気象庁からは大雪に関する注意を呼びかける早期天候情報も発表されています。今後の気象情報に注意をして備えを万全にしてください。太平洋側は晴れる所が多いですが、北寄りの風が強く吹く見込みです。

早期天候情報(気象庁HPより)