気象トピックス・コラム
空もよう
期間の初めは天気の急変に注意

 

◆この先一週間のポイント
・13日(日)は東日本や北日本を中心に雨、風雨の強まる所も
・14日(月)~15日(火)は広い範囲で雷雨に注意
・週の中や一日の中での気温の変化が大きいため体調管理に注意

 


週間予報【4月13日(日)~4月19日(土)】

 

 

13日(日)は、前線を伴った低気圧が本州の南岸を東へ進みます。西日本の天気は九州から次第に回復に向かいますが、東日本や北日本を中心に雨が降るでしょう。太平洋側を中心に雨脚が強まり、風も強まる見込みのためお出掛けの際はしっかりとした傘やレインコートなどが必要です。
また、午後は九州に黄砂が飛来する可能性があります。天気が回復しても洗濯物の外干しは注意してください。

 

 

週明けの14日(月)は、低気圧や前線は日本の東へ離れますが、上空に寒気を伴った低気圧が黄海から日本海西部へ進んできます。この低気圧は動きが遅く、15日(火)にかけて西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が不安定になる見込みです。晴れ間があっても天気が急変し、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨の恐れがあるため注意してください。「真っ黒い雲が近付く」、「急に冷たい風が吹く」などは積乱雲が近付いている兆しですので、外出先でこのような変化を感じた場合は安全な場所に避難してください。
また、14日(月)~15日(火)にかけては、西日本の広い範囲や東日本、北日本にも黄砂が飛来する可能性があるため注意が必要です。

 

16日(水)も北日本や北陸で雨や雷雨となりますが、東日本の太平洋側や西日本は広い範囲で晴れるため日差しを活用してください。

 

17日(木)~18日(金)は高気圧に覆われ晴れ間の広がる所が多いですが、19日(土)は気圧の谷が近付くため雲が広がりやすくなり九州などで雨が降りだす見込みです。

 

 

気温は、期間の初めは平年並みか低い所が多いでしょう。13日(日)は東京では14℃までしか気温が上がらず、雨でよりヒンヤリと感じられるためお出掛けの際は暖かい服装が必要です。
期間の中頃以降は暖かい空気が流れ込むため、気温は次第に上昇する見込みです。17日(木)以降の最高気温は、関東以西では25℃以上の夏日になる所も多く汗ばむ陽気となるでしょう。
桜前線は東北南部に達していますが、この先一週間は期間の中頃以降の暖かさでさらに北上する見込みです。週の中での気温の変化に注意をしながら、お花見をお楽しみください。