気象トピックス・コラム
空もよう
次第に前線が南下 曇りや雨の梅雨空が戻る

◆この先1週間のポイント
・21日(土)頃にかけて真夏並みの暑さ
・22日(日)以降は全国的に梅雨空が戻る
・高温傾向が続くため、熱中症対策を万全に


週間予報【6月20日(金)~26日(木)】

 

19日の日最高気温(出典:気象庁HP)

 

19日(木)には平年より10日早く奄美地方の梅雨明けが発表され、九州から北海道にかけても晴れて真夏のような暑さとなりました。東北や九州を中心に全国23地点で、6月の観測史上最も高い気温を記録し、294地点で今年の最高気温を更新しました。

20日(金)も西日本を中心に最高気温が35℃以上の猛暑日になる所がある見込みで、21日(土)頃にかけて広範囲で真夏並みの暑さが続くでしょう。

 

22日(日)になると、梅雨前線が日本付近を南下する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、北日本の日本海側を中心に激しい雨の降る所があるでしょう。太平洋側も曇りや雨の梅雨空が戻る見込みです。

23日(月)以降も前線の影響を受けやすく、曇りや雨のぐずついた天気の所が多くなります。前線の位置次第で雨の降るエリアや強さが変わってきますので、今後も最新の情報をご確認ください。

 

気温は平年より高い傾向が続く見込みで、最高気温は30℃前後まで上がる日が多くなりそうです。また、最低気温も平年より高く、熱帯夜になる所があるでしょう。湿った空気が流れ込む影響で湿度が高く、不快な蒸し暑さが続きそうです。

体に堪える連日の猛暑で、既に疲労が溜まっている方もいらっしゃると思います。熱中症警戒アラートなどの情報も確認し、無理をせず体調に気を付けてお過ごしください。