気象トピックス・コラム
空もよう
連休明けにかけて大雨に警戒

 

◆この先一週間のポイント
・12日(火)頃にかけて広い範囲で大雨による災害に警戒
・台風11号は、12日(火)~13日(水)にかけて沖縄に接近する恐れ
・お盆休みは厳しい暑さが戻る、熱中症に警戒

 


週間予報【8月10日(日)~8月16日(土)】

この先一週間は、三連休明けの12日(火)にかけて広い範囲で大雨の恐れがありますが、その後は次第に晴れ間が広がり厳しい暑さが戻る見込みです。

 

 

三連休明けの12日(火)にかけて、前線が本州付近に停滞し、西日本から北日本の広い範囲で雨が降る見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となり、大雨となる恐れがあります。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まる恐れがあるため警戒してください。九州北部では10日(日)にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性もあります。三連休中ということもあり移動をされる方も多いかもしれませんが、交通機関への影響に注意をして無理のない行動を心掛け、場合によっては予定を変更することも必要です。

 

13日(水)以降は前線の活動が弱まり、太平洋高気圧が次第に勢力を強める見込みです。13日(水)は雲が多く東北や北陸から山陰を中心に雨の残る所がありますが、14日(木)以降は広い範囲で晴れ間が広がるでしょう。日差しが強いため、紫外線対策を万全にしてください。午後は山沿いを中心ににわか雨や雷雨の所があるため、山や川などへのレジャーを予定されている方は気象情報を確認し空模様の変化に注意が必要です。

 

 

小笠原近海には台風11号があり、今後発達しながら西寄りに進む見込みです。台風は、三連休明けの12日(火)~13日(水)にかけて暴風域を伴って沖縄地方に接近する恐れがあります。沖縄では雨や風が強まり、海上は大しけとなる恐れがあるため、お盆休みに沖縄へ帰省や旅行を予定されている方は最新の台風情報を確認してください。

 

 

12日(火)頃にかけては、広い範囲で雨が降るため厳しい暑さになる所は少ないですが、湿度が高く蒸し暑いため引き続き熱中症対策を忘れないようにしてください。13日(水)以降は次第に晴れ間の広がる所が多くなるため、再び厳しい暑さが戻り西日本や東日本を中心に最高気温が35℃以上の猛暑日の所も増えてくる見込みです。屋外での長時間の活動は控え、屋内でも冷房を適切に使用し、こまめに水分や塩分を補給するなど熱中症に警戒してください。お盆休みに車で移動をされる方も多いかもしれませんが、車内の熱中症にも注意してください。また、夜間の気温も下がりにくく、最低気温が25℃以上の熱帯夜の所も多いでしょう。
これまで続いた暑さによる疲れが出やすい時期です。食事や睡眠をしっかり取り、体調を崩さないようにしてください。