気象トピックス・コラム
空もよう
強い寒気が流れ込む、雪と寒さに注意

 

◆この先一週間のポイント
・17日(月)~19日(水)頃は北日本の山沿い中心に大雪の恐れ、東・西日本の山沿いでも積雪する所も
・冬の寒さになるため対策を万全に

 


週間予報【11月16日(日)~11月22日(土)】

この先一週間は、17日(月)~19日(水)頃に強い寒気が流れ込みます。北日本の山沿いを中心に降雪量が多くなり、東日本や西日本の山沿いでも積雪する所がある見込みで、全国的に冬の寒さとなるでしょう。

 

 

16日(日)も、高気圧に覆われ広い範囲で晴れて行楽日和となるでしょう。紅葉が見頃を迎えている所では青空の下で楽しめそうですが、低気圧が近付く北海道では天気が下り坂に向かい夜は雨や雷雨となる見込みです。帰宅の遅い方は雨具を用意してください。
17日(月)は寒冷前線が通過した後、次第に西高東低の冬型の気圧配置になります。上空1500m付近には、19日(水)頃にかけて−6℃以下のこの時期としては強い寒気が北日本や北陸付近に流れ込むでしょう。北日本では雨から次第に雪に変わり、東北の日本海側の平地でも積雪する所があり、山沿いを中心に大雪となる恐れもあります。積雪や路面の凍結、大雪による交通障害に注意してください。東日本や西日本の山沿いでも雪の降る可能性があり、積雪する所もある見込みです。車で峠越えなど予定されている方は、冬用のタイヤを用意してください。太平洋側は晴れ間のでる所が多いですが、北寄りの風がやや強いでしょう。
20日(木)~21日(金)は、気圧の谷が通過するため北日本の日本海側では雪から雨に変わる所が多い見込みです。路面状況の悪化に注意してください。東日本や西日本は日本海側で雲が多いですが、太平洋側は広い範囲で晴れるでしょう。
22日(土)は、移動性高気圧に覆われるため北日本の雨や雪はやみ、太平洋側を中心に晴れ間が広がる見込みです。

 

 

気温は、期間の初めは平年並みか高く西日本や東日本では日中は暖かいですが、期間の中頃は寒気の影響で平年を下回る所が多いでしょう。札幌では、18日(火)~19日(水)は日中でも2℃~3℃くらいまでしか気温が上がらず凍えるような寒さとなり、東日本や西日本の最高気温も13℃前後の所が多く冬の寒さとなる見込みです。また、朝の冷え込みも強く、札幌では最低気温が0℃前後の日が続き、東日本や西日本でも期間の中頃を中心に5℃前後まで気温の下がる所もあるでしょう。
冬の寒さは一時的で、期間の終わり頃には日中の寒さは和らぐ所が多くなりますが、冬用のコートや手袋、マフラーなど用意をして寒さに備えてください。