気象トピックス・コラム
空もよう
台風18号、日本列島縦断の恐れ

 
台風18号は、非常に強い勢力に発達した状態で東シナ海を北上しています。台風に伴う発達した雨雲のかかった宮古島では午前6時までの24時間雨量が宮古島市城辺で観測史上1位の533ミリに達するなど記録的な豪雨となり、土砂災害の危険性が非常に高まっています。また、海上では波の高い状態が続いているため、警戒が必要です。
台風18号はあすにかけて次第に速度を落として、ゆっくりとした速さで東シナ海を北上しながら、進路を東寄りに変える見込みで、沖縄ではあすも荒れた天気が続きますので警戒して下さい。
 

14日9時実況天気図

 
 
 
 
九州や四国では、停滞している秋雨前線に向かって台風から湿った空気が流れ込んでいるため、今後も雷を伴った激しい雨に注意が必要で、九州南部を中心に大荒れの天気の続く恐れがあります。近畿から東北にかけてはあすにかけて高気圧に覆われ広い範囲で晴れますが、北海道や東北北部は気圧の谷が通過するため、あすの午前中までは雨や雷雨となる所が多く、関東もこんやは一部でにわか雨があるでしょう。また、東海や近畿、中国地方では湿った空気の影響であすは次第に雲が広がりやすくなり、雨の降る所もある見込みです。
 
台風18号は、16日土曜日から17日日曜日にかけて九州に接近し、上陸する可能性があります。九州では降り始めからの雨量が多くなる見込みで注意が必要です。この台風はその後も西日本から北日本を縦断する可能性があり、三連休は全国的に大荒れの天気になる恐れがあるため、今後の最新の情報にご注意下さい。
 

台風進路予報

 
 
 
 
この三連休は日曜日から東北に出掛ける予定があるため、台風の進路が心配です。