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すでに沖縄、奄美では梅雨入りが発表されましたが、各地で梅雨入りとなるこれからの季節、雨に濡れるあじさいはとても美しいものですね。
さて、今シーズンのあじさいの見頃はいつなのでしょうか?
気象庁では植物の開花や動物の初鳴きなどを調べた生物季節観測という情報を発表しており、日本各地のあじさいの開花日も観測しています。
これが見頃の参考になるのです。
あじさいの花びらに見えている部分は花弁を支える萼(がく)片で、この萼片が開いたときを一般的に開花といいますが、本来のあじさいの花(真花)は萼片の奥にある小さく色づいた部分です。
しかし、気象庁が発表するあじさいの開花とは標本木の真花が2~3輪咲いたときをいいますので、この時点であじさいは見頃のピークとなっています。
見頃のピークと聞くと慌ててしまうかもしれませんが、あじさいの開花時期は長く、また種類によって開花時期は少しずつ異なりますので、気象庁発表の開花(見頃のピーク)情報を確認してからでも十分に楽しむことが出来ると思います。
今シーズンはこの春の季節外れの暖かさを受けて全国的に桜の開花が早まりましたが、あじさいの花芽の生長も平年と比べて早いようです。
下の図は1981年から2010年の平年値をもとに、あじさいの開花日を前線で表現したものです。
平年値の目安として参考にしてくださいね。
あじさいの開花日の等期日線図<1981~2010年 平年値> (気象庁)
気象サービスでは、生物季節観測の情報を自動でツイートしています。
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