気象トピックス・コラム
空もよう
30日、台風24号は西日本と東日本を縦断

 

30日の天気のポイント

台風24号は沖縄や奄美から離れますが、非常に強い勢力を保ったまま、速度を上げて日本列島を縦断する見込みです。西日本と東日本では、大雨による低い土地の浸水や河川の氾濫、土砂災害の他、暴風や高波、高潮に警戒が必要です。北日本でも次第に風が強まり、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込みです。29日はすでに沖縄で飛行機などの交通機関に影響がでていますが、30日は西日本や東日本での飛行機の欠航や鉄道の運休など、影響がさらに広がる恐れがありますので、最新の情報を確認の上、不要不急の外出を控えるだけでなく、停電に対する備えをしておいた方が安心です。自治体の発表する情報を確認し、必要あらば速やかに避難しましょう。

 
 

各地の天気

▽北日本
東北は雨が降り、雷を伴って激しく降る所もある見込みです。北海道も、午後から次第に雨の降りだす所が多いでしょう。東北の各地や北海道の太平洋側では、風も次第に強まる見込みです。朝の気温は29日とほぼ同じくらいか高くなる所が多く、日中の気温は、北海道や東北北部は29日と同じくらいですが、東北南部で29日よりも高くなるでしょう。

 

▽東日本
各地とも雨が降り、東海では昼すぎから、北陸や関東甲信地方では夕方以降、雷を伴った非常に激しい雨の降る所があるでしょう。風も非常に強く吹き、東海地方の沿岸では猛烈にしけ、関東地方沿岸でも大しけになる見込みです。朝の気温は、29日とほぼ同じくらいですが、日中の気温は、29日よりも3℃~7℃ほど高くなるでしょう。

 

▽西日本
各地とも雨で、九州では昼ごろまで、四国は朝から夕方にかけて、中国地方や近畿は昼ごろから、雷を伴った非常に激しい雨の降る所があるでしょう。風は非常に強く、太平洋沿岸では猛烈にしける海域が多く、日本海側でもしける所がある見込みです。朝の気温は29日と同じくらいか高く、日中の気温は、29日よりも3℃以上高い所が多く、5℃以上高い所もある見込みです。

 

▽奄美・沖縄
奄美では、朝までは雷を伴った非常に激しい雨の降る所があるでしょう。台風が離れるため沖縄の天気は回復に向かい、先島地方では晴れ間のでる所もありますが、風は初め非常に強い所が多く、海上はしけの状態が続くため、強風と高波には注意が必要です。気温は、最低・最高ともに29日とほぼ同じくらいの見込みです。

 
 

30日の天気予報

 
 

30日の予想最低・最高気温

 

*次回更新は9月30日18時00分頃を予定しています。