気象トピックス・コラム
空もよう
明日は北日本を中心に雷雨に注意

 
今日9日14時の気象衛星画像を見ると、関東から西の各地には目立った雲はなく梅雨の中休みとなりました。今夜は山沿いの一部でにわか雨がありますが、関東から西の各地を中心にこのまま晴れる所が多く、満月を観ることができそうです。満月と言っても今日は通常と違いがあります。それは、今年最も小さく見えることです。月は地球の周りを楕円の軌道で回っていて、地球から遠くなるほど小さく、近くなるほど大きく見え、今日は最も遠い位置にあります。因みに、今年最も大きく見えるのは12月4日です。私は昨日の夜、満月前夜ですが、出掛けていた横浜で丸く明るく輝く月の姿に感動し、思わず写真を撮ってしまいました。皆さんも是非今日観られてみてはいかがでしょうか。
 

9日15時気象衛星画像

 

8日の月の様子

 
 
 
 
明日10日になると、上空5500m付近に-24℃の強い寒気を伴った低気圧が北日本に近付きます。上空5500m付近で-24℃という温度は、北日本では平年より約10℃も低いことになります。北日本や北陸を中心に大気の状態が非常に不安定になる見込みで、落雷や突風、降雹、急な強い雨などに注意が必要です。関東から西の各地は明日も梅雨の中休みが続き、晴れる所が多いでしょう。明日も南高北低の気圧配置が続き、西日本や東日本を中心に南から蒸し暑い空気が流れ込みます。これに一年で最も強い時期の日差しが加わるため、30度を超える所もある見込みです。明日は土曜日ということで、お出掛けされる方も多いと思います。こまめに水分補給や、日傘や帽子を使用するなどの対策を心掛け、熱中症には厳重な警戒が必要です。また、屋内でも我慢をせずに冷房を適切に使用するようにして下さい。
 

10日9時予想天気図