空もよう
けさ10日9時の実況天気図です。日本海に低気圧があって、北海道の南に近付いてきています。等圧線の間隔は緩やかですが、この低気圧は、寒冷低気圧といって、上空に強い寒気を伴っています。今回のこの低気圧は、上空5500m付近にマイナス24度という、4月下旬並みの強い寒気を伴っています。このためきょうは、北日本や日本海側で大気の状態が不安定です。落雷や突風、降ひょうなどに注意が必要です。晴れていても突然空が暗くなり、雷鳴が鳴り出したり、大粒の雨やひょうやあられが降ってくる恐れがあります。雷鳴が聞こえたら、速やかにビルの中や車の中など、安全な場所に避難をして下さい。ゴルフ場やテニスコートなどは特に危険です。すぐにプレーを中止して、室内に避難して下さい。特に、木のそばなどは危険ですから近寄らないようにして下さい。
6月10日9時実況天気図
この寒冷低気圧は動きが遅く、あす朝9時になるとようやく襟裳岬付近に進む見込みです。このため、北海道や東北北部の日本海側では、あすにかけてこの低気圧の影響が続きそうです。あすも油断をせずに、雨や雷雨に備えて下さい。
一方、西日本に注目をすると、梅雨前線が日本の南岸に延びてきて、九州南部には、前線上に低気圧が発生します。低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大雨が予想されています。朝から昼ごろにかけて、雷を伴って非常に激しい雨が降る恐れがありますので警戒が必要です。
そして、東日本の天気ですが、大きな崩れはなく、おおむね晴れる見込みです。きょうのような極端な暑さは和らぐ見込みです。
6月11日9時予想天気図