気象トピックス・コラム
空もよう
【週 間】荒れる1週間。季節外れの大雨の他、大雪・強風・高波に注意を

 

◆天気のポイント【1月27日(月)~2月1日(土)】
・1週間かけて太平洋沿岸を低気圧が通過。西日本から北日本の広い範囲で荒れた天気となる。最新の情報を確認し、大雨や大雪、強風・高波に注意を。

 

週間天気【1月27日(月)~2月1日(土)】

先週は日本の南の海上に前線が停滞し、西日本や東日本の太平洋側を中心に曇りや雨の日が多くなりました。今週はこの前線上に発生している低気圧が太平洋沿岸を東へ進み、関東沖まで達したあとに三陸沖を北上する見込みです。

 

27日(月)は南海上の前線上の低気圧が九州に近付き、28日(火)にかけて西日本を通過するでしょう。西日本ではこの時期にしては珍しく、雷を伴った激しい雨の降る所があり、風も強く海上はしけて荒れた天気となりそうです。大雨・強風に注意するとともに高波に警戒して下さい。

 

東日本はこの低気圧の接近に伴い冷たく湿った空気が流れ込みます。27日(月)~27日(火)は関東甲信の山沿いで大雪に警戒が必要です。関東の平野部も雪になり大雪の可能性もあります。わずかな気温差や風向きの違い、低気圧の発達具合で予報は変化しますので、最新の情報で確認し余裕を持った行動を心がけて下さい。低気圧が接近するのに伴い上空の気温が上がり、東日本の雪は次第に雨に変わる見込みです。29日(水)は本降りの雨となるでしょう。

 

また、低気圧が三陸沖を北上するため、北日本の天気も下り坂です。27日(月)は広く晴れますが、東北は28日(火)には大雪、29日(水)には大雨に注意が必要です。北海道の晴天も28日(火)までです。29日(水)~31日(金)にかけて湿った雪が降り、雨の交じる所もあるでしょう。着雪害に注意をして下さい。低気圧の北上に伴って、28日(火)~31日(土)にかけて風が強まり波は高まります。強風や高波に注意が必要です。