気象トピックス・コラム
空もよう
【週 間】春の3K(強風、花粉、寒暖差)に警戒
 

◆天気のポイント【3月9日(月)~14日(土)】
・10日(火)~11日(水)、荒れた天気となるため警戒を
・花粉が大量に飛ぶ、最新の天気予報で要確認
・寒暖差の大きな1週間、体調管理に注意

 
  今週は、春の3K、「強風」、「花粉」、「寒暖差」に警戒が必要です。
 
まず、今週の天気の大きなポイントは「強風」。10日(火)には、前線を伴った低気圧が日本列島を発達しながら進み、春の嵐となる見込みです。風が各地で強まり、交通機関に影響がでる恐れもあるので注意が必要です。西日本では春一番となる所もあるでしょう。
 
また、この低気圧に向かって暖かい空気が流れ込みます。前線通過の際に雷を伴った非常に激しい雨の降る恐れがあり、北海道でも雨になる見込みです。
このため、雪融けによる道路状況の悪化や低い土地の浸水などに注意が必要です。季節外れの大雨となれば、川の洪水や大規模な雪崩の恐れもありますので最新の情報をご確認下さい。
 
11日(水)は、北日本の日本海側や北陸では雨が雪に変わり、冬の嵐となる見込みです。その他の地方は晴れますが、雨上がりで風も強いでしょう。このため、西日本や東日本では「花粉」の嵐となりそうです。
 
春の3Kの2つめ、「花粉」の飛散がピークを迎えている今週、多く飛ぶのは11日(水)だけではありません。雨上がりの晴天、気温の高い日、空気の乾燥した日は花粉が飛びやすくなります。嵐の前の9日(月)は各地で気温が高く、嵐の後の12日(水)も広く晴れる見込みです。
花粉が特に多くなる昼前後の外出を避け、やむを得ず外出する際は、ナイロンやポリエステルなどのつるつるの素材の服を選ぶ、玄関前で花粉を払う、洗濯物を外に干さないなどの対策が必要です。
 
 
そして、今週最後の春の3Kは、「寒暖差」。今週は、前半に気温がかなり上がりますが、後半は下がります。前日との気温差が5℃以上となる所も多いでしょう。
このようなときは「寒暖差疲労」といわれる体や心の不調が起こりやすくなります。バランスの良い食事や適度な運動の他、お風呂にゆっくりとつかるなどして、体調管理に努めて下さい。