気象トピックス・コラム
空もよう
【週 間】台風16号に注意、東・北日本で荒れた天気の恐れ

◆天気のポイント【9月27日(月)~10月3日(日)】
・ 台風16号は週後半に東日本に近付き、北日本へ進む恐れがある。今後の情報に注意
・ 沖縄・奄美、小笠原諸島・伊豆諸島・太平洋側はうねりを伴った高波に警戒


今週は台風16号の動きに注意が必要です。台風は、非常に強い勢力で9月30日(木)~10月1日(金)ごろにかけて東日本から北日本を進む恐れがあります。台風の進路次第では週の後半の予報が大きく変わる可能性がありますので最新の情報をご確認ください。

太平洋側の海上では27日(月)から波が高まってきます。沖縄や奄美は28日(火)~30日(木)ごろにかけて、小笠原諸島・伊豆諸島・西~東日本の太平洋側は29日(水)~10月1日(金)ごろにかけて、大しけとなる恐れがあり高波に警戒が必要です。その後、10月1日(金)は北日本の太平洋側で大しけとなる見込みなので今後の情報に注意してください。


週間天気【9月27日(月)~10月3日(日)】

▽北日本
週の半ばごろまでは高気圧に覆われて晴れる日が多いですが、東北の太平洋側は湿った空気の影響で雲が広がりやすいでしょう。1日(金)ごろから、台風の進路次第で太平洋側を中心に大荒れの天気になる恐れがあります。今後の情報に注意してください。
気温は平年並みか平年より高いでしょう。晴れる日は朝晩と日中の気温差が大きいため、体調管理に注意が必要です。

▽東日本
29日(水)ごろまで、関東や東海は雲が広がりやすいですが、北陸はおおむね晴れるでしょう。30日(木)~10月1日(金)にかけては、関東を中心に風雨が強まり荒れた天気になる恐れがあります。秋の台風は上空の偏西風に流され早いスピードで進むのが特徴のひとつで、風雨が強まりだしたら身動きがとれなくなる恐れがあります。側溝の掃除などの台風への備えは早めにしておくと安心です。
最高気温は、平年並みか平年より高いでしょう。最低気温は、関東や東海で週の前半に平年並みか低い日があり、朝晩と日中の気温差がやや大きくなるでしょう。

▽西日本
晴れ間のでる所もありますが、湿った空気の影響で雲が広がりやすいでしょう。30日(木)は近畿・中国・四国地方で台風の影響を受けて雨が降る可能性があり、近畿では風雨が強まる恐れもあります。九州は、太平洋側で週の半ばごろまで曇りや雨が続く所がありますが、現時点では台風による影響は大きくはなさそうです。
気温は、平年並みか平年より高いでしょう。

▽沖縄
29日(水)は台風の影響で雲が広がりやすいですが、その他の日はおおむね晴れる見込みです。気温は、平年並みか平年より高いでしょう。