気象トピックス・コラム
空もよう
【週 間】全国的に天気が荒れる、北日本は冬の嵐に警戒を

◆天気のポイント【11月29日(月)~12月5日(日)】
・西日本~東日本は急な強い雨、落雷、突風に注意
・北日本は雨の後の冬の嵐に警戒を、気温も急降下


週間天気【11月29日(月)~12月5日(日)】

▽29日(月)
本州付近は移動性の高気圧に覆われ、西日本~東日本、北日本太平洋側は広く晴れる見込みです。ただし前線が近づく北日本の日本海側や、高気圧の縁にあたる沖縄は雲が広がり雨が降る所があるでしょう。

▽30日(火)~12月2日(木)
前線を伴う低気圧が発達しながら日本海からオホーツク海に進み、寒冷前線が日本列島を通過します。
このためこの時期としては比較的暖かく湿った空気が流れ込むため天気は西から下り坂となり、30日(火)~1日(水)は西日本~北日本の各地で雨が降る時間があるでしょう。前線通過時は特に大気の状態が不安定になるため、急な強い雨や、落雷、突風に注意してください。また沿岸部を中心に強まる風雨への対策も必要です。

日本付近は次第に冬型の気圧配置になり、真冬並みの強い寒気が北日本を中心に流れ込みます。
このため北日本は2日(木)にかけて次第に雨から雪に変わるでしょう。北海道では再び大雪となり積雪が増え、また暴風雪となるおそれがあります。さらに日本海は大しけとなるため高波にも警戒が必要です。着雪やなだれ、また天気の変化による路面状態の悪化に注意してください。
山陰や北陸の山沿いも雪が降る可能性があります。

卓越天気分布(12月1日21時)

▽3日(金)~5日(日)
一時的に冬型の気圧配置は緩みますが、週末は再び強い寒気が流れ込み冬型に戻る見込みです。
北日本は日本海側を中心に雪が降る所が多くなるでしょう。また山陰や東日本の日本海側を中心に雪が降る可能性がありますので、車で移動される方は最新の天気予報を確認のうえ外出してください。
東日本~西日本の太平洋側では日差しの届く日が多くなり、沖縄も晴れ間が戻ってくる見込みです。


▽気温傾向
北日本は、週の前半の最高気温は平年よりかなり高くこの時期としては過ごしやすいでしょう。ただし後半は一転して冬の寒さが戻ります。大きな気温変化で体調を崩さないように気をつけてください。
西日本~東日本も週の前半に季節外れの暖かさとなる日もありますが、初冬の寒さの日が多いでしょう。沖縄は平年より低い日が多く肌寒くなります。冬の装いで防寒対策をしてください。