気象トピックス・コラム
空もよう
週末は冬の嵐に警戒

◆この先一週間のポイント
・17日(金)~18日(土)は日本海側で大雪や暴風雪、高波に警戒
・週末は全国的に厳しい寒さ、防寒対策を万全に


週間予報【12月16日(木)~12月22日(水)】

▽16日(木)

東シナ海から西日本に近付く前線を伴った低気圧の影響で、西から雨が降りだすでしょう。低気圧や前線に向かって湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になり九州南部や四国では雷を伴い激しく降る所もあるため注意してください。日本海に進んでくる低気圧の影響で北日本も日本海側を中心に雨や雷雨となり、北海道では雪の所もある見込みです。

▽17日(金)~18日(土)

低気圧や前線が日本付近を通過後、冬型の気圧配置が強まり上空に強い寒気が流れ込むでしょう。日本海側の地方を中心に雨が雪に変わり、九州や四国などでも初雪となる可能性があります。積雪が一気に増える恐れがあるため、早めに大雪への備えをしてください。風も強まり暴風雪で見通しが悪くなり交通機関に影響の出る可能性もあるため、外出の際は最新の気象情報や交通情報に十分注意が必要です。また、海上では大しけとなる恐れがあります。
太平洋側では晴れ間のでる所もありますが、強い寒気の影響で北日本や東海から西では雲が広がりやすいでしょう。各地で北寄りの風が強く吹く見込みです。

▽19日(日)~22日(水)

冬型の気圧配置は緩みますが、寒気の影響が残る北日本の日本海側では雪が降る日が多いでしょう。北陸から西の日本海側の雪は次第に雨に変わるため車を運転される方は路面状況の悪化に注意してください。20日(月)以降は西日本の日本海側では晴れ間の戻る所もある見込みです。
太平洋側では西日本や東日本を中心に穏やかに晴れる所が多いでしょう。

週末は強い寒気の影響で全国的に朝の冷え込みが強まります。西日本や東日本では0℃前後まで気温の下がる所もあるため、風邪をひかないようにしてください。また、日中の気温もこの時期としては高い状態から一転し、真冬のような厳しい寒さとなるでしょう。特に北海道では0℃に届かない所が多くなるため、万全な防寒対策が必要です。全国的に冷たい北寄りの風が体感温度を押し下げるため、外出の際は風を通しにくい服装を選んでください。