気象トピックス・コラム
空もよう
冬型の気圧配置強まる、北日本中心に荒れた天気に警戒を!

◆この先一週間のポイント
・関東以西の太平洋側は日差しに恵まれる
・北陸以北の日本海側は週末までの少ない日差しを有効に
・週明けは次第に師走らしい気温になる、防寒対策をしっかりと


週間予報【12月13日(月)~12月19日(日)】

冬型の気圧配置が13日(月)に一時的に強まりますが、14日(火)には次第には緩むでしょう。ただし関東付近に低気圧が発生する可能性があります。15日(水)になると西日本~東日本、南西諸島は移動性高気圧に覆われる見込みです。16日(木)は日本海で低気圧が発生し、高気圧の後面となる本州付近は南から湿った空気が流れ込みやすくなります。17日(金)は低気圧が発達しながら北日本を通過してオホーツク海に進み、18日(土)にかけて再び冬型の気圧配置が強まって真冬並みの寒気が流れ込む見込みです。

西高東低の気圧配置


▽北日本・北陸
寒気の影響が続くため日本海側を中心に雲が広がり雨や雪が降る日が多くなるでしょう。特に冬型の気圧配置が強まり強い寒気が流れ込む週の初めと週末は、大雪、暴風雪、高波に警戒が必要です。猛吹雪により極端に視程が悪化するおそれがありますので、車の運転は十分に注意してください。また公共交通機関が乱れる可能性があります。
北日本の太平洋側は晴れる日が多くなる見込みです。ただし週の後半は雲が広がり内陸部では雨や雪の降る所もあるため、15日(水)までの日差しをしっかり活用してください。

▽関東甲信・東海・西日本
13日(月)は、山陰や近畿北部、長野北部や群馬北部では雨や雪が降りますが、15日(水)にかけて晴れる日が多くなるでしょう。ただし14日(火)は関東を中心に雲が多くなり弱い雨が降る所があるかもしれません。
16日(木)から天気は下り坂となり、17日(金)にかけて各地で雨が降る見込みです。太平洋側の沿岸部を中心に南寄りの風もやや強く吹くため、外出の際は風雨対策をしてください。日中の気温は平年より高く、この時期としては過ごしやすくなるでしょう。
18日(土)~19日(日)は、太平洋側は晴天が戻りますが、日本海側を中心に雪や雨が降る見込みです。冬の寒さとなり強く吹く冷たい北風が体感温度をさらに下げます。アウターには風を通しにくい服装を選び、しっかりと防風・防寒対策をしてお出かけしてください。


▽沖縄
雲が広がりやすく雨も降る日があるでしょう。15日(水)前後は晴れる時間も多くなる見込みのため、日差しを逃さず活用しましょう。
気温が25℃を超える所もある16日(木)前後は季節外れの陽気となりそうです。ただしその後は週末にかけて一気に冬の肌寒さになるため、気温の大きな変化で体調を崩さないように気をつけてください。