気象トピックス・コラム
空もよう
春らしい一週間に

今年の冬は平年よりも気温の低い地方が多く、厳しい寒さとなりました。

引用:気象庁HP


◆この先一週間のポイント
・最高気温は平年を上回る日が多い、積雪の多い所では屋根からの落雪や雪崩に注意
・周期的に天気が変わる所が多く太平洋側でも雨の日も


週間予報【2月27日(日)~3月5日(土)】

この先一週間はこれまでと状況が一転し、一気に季節が進みます。寒気の影響を受けにくく暖かい空気が流れ込みやすくなるため、最高気温は平年より高い日が多くなるでしょう。九州から関東では日中は15℃前後まで気温の上がる所が多く春の暖かさとなり、北陸や東北で10℃前後、北海道でも5℃前後まで上がる所もある見込みです。先日は新潟県津南町で積雪が4mを超えるなど記録的な大雪となった地域がありました。積雪の多い所では屋根からの落雪、雪崩などに十分注意してください。
また、日中は暖かくても朝晩との気温差が大きくなる日があります。体調管理にお気を付けください。
さらに、気温が上がることは花粉が飛散しやすくなる条件の一つでもあります。花粉症の方は対策を万全にしてください。

この先一週間は天気も春らしくなり、短い周期で変化する地方が多いでしょう。
27日(日)は前線の通過で日本海側を中心に雨や雪が降り雷を伴う所もあります。降り方の強まる所もあるため、外出の際は大きめの傘が必要です。また、積雪の多い所では路面状況の悪化に気を付けてください。関東から四国の太平洋側や九州は晴れる所が多いでしょう。
28日(月)は北海道で雪が降る他は高気圧に覆われ晴れる地方が多いですが、3月1日(火)は低気圧が北日本へ進み前線が西日本や東日本を通過します。このため広い範囲で雨が降り、北日本を中心に雪の所もあるでしょう。沿岸部を中心に風も強まり荒れた天気となる恐れがあるため、最新の情報に注意してください。
2日(水)~3日(木)は北日本の日本海側で雪の残る所がありますが、他は高気圧に覆われ晴れ間のでる地方が多くなります。
4日(金)は低気圧や前線が近付くため雲が多く、5日(土)は北日本や北陸などで雪や雨が降るでしょう。