気象トピックス・コラム
空もよう
低気圧が猛発達、暴風雪に警戒。厳しい寒さも…

◆この先1週間のポイント
・週の初めは北日本や北陸で暴風雪や高波に警戒。その後も大雪の恐れあり。
・週の半ばごろまで寒さが厳しい。春めくのはもう少し先に…。


週間予報【2月21日(月)~27日(日)】

21日(月)は日本の東の海上で低気圧が猛烈に発達する見込みです。北日本や北陸で猛吹雪となり海上はしけるでしょう。北日本は、日本海側だけでなく太平洋側でも北海道を中心に雪の所があり風も強く、広く荒れた天気となる見込みです。暴風雪や高波に警戒し、不要不急の外出は控えた方が安心です。
その後23日(水)の天皇誕生日にかけて冬型が続く見込みです。山陰から北の日本海側では雪が降りやすく、北陸から北では雪の量がさらに増えて大雪となる恐れがあります。雪崩や屋根からの落雪にはくれぐれも注意してください。 太平洋側はおおむね晴れますが、北日本や東海などに雪雲が流れ込む可能性もあるでしょう。最新の情報で確認してください。
24日(木)~25日(金)にかけては冬型が緩み太平洋側を中心に晴れるでしょう。日本海側でも日差しがでる所がある見込みです。雪の多い所では日差しによる昇温で路面状況が悪化す恐れもあり、夜間の路面凍結に注意が必要です。26日(土)から天気はゆっくり下り坂に向かい、27日(日)は北日本を中心に雪や雨が降りだす所があるでしょう。

気温は24日(木)ごろまで平年より低い所が多く寒さが厳しいでしょう。西日本や東日本では最高気温は10℃前後、朝の最低気温は0℃を少し超える程度で日差しがある所でも空気は冷たいでしょう。北日本は最低気温が0℃未満の真冬日が続く所もありもうすぐ3月になるとは思えないような寒さが続く見込みです。

ところが、25日(金)以降は気温が上がってきます。最高気温が15℃を超える所もでてくるでしょう。気温が上がり日差しもあるため花粉が急に飛び出す可能性もあります。花粉症の方はあらかじめ心構えをしておきましょう。
2月に入ると少しずつ気温の高い日がでてきて春を感じる日もあるものですが、ことしは2月も終わりを迎えるにも関わらず寒い日が続いています。しかしながら、今週の終わりごろから気温が上がり、その後は三寒四温を繰り返しながら3月から春が徐々に近付いてきそうです。今週の寒さを万全な防寒対策と体調管理で乗り切り、来たる春を待ちましょう。