気象トピックス・コラム
空もよう
きょうは、台風3号の動きと梅雨前線に警戒

 

台風3号が、今日4日8時ごろに長崎市付近に上陸しました。今回の台風は、上空の強風帯が日本付近にあり、台風のスピードが時速50キロと早いため、それぞれの地域に長く留まることはありませんが、突然雨や風が強くなり、荒れた天気になる恐れがある台風です。午前10時の時点では、中心の雨雲は九州や四国地方にかかっていますが、今後は、太平洋沿岸を東へ進む予想になっています。昼過ぎには関西付近、夕方ごろは東海地方、夜になると関東地方付近を通過する見込みとなっています。大雨、暴風、高波に要警戒です。

 

7月4日10時気象衛星ひまわり(気象庁)

 
 
 
 

一方、梅雨前線が北陸から東北南部に停滞し、北陸地方や長野では大雨が続いています。北陸では、6月30日から7月4日までの総降水量は、300ミリを超えている所があり、今朝10時までの1時間に、石川県金沢市では、61ミリの雨を観測しました。新潟県内では、午前11時の時点で、およそ7900世帯2万人あまりに避難勧告が出されています。また、避難準備・高齢者等避難開始の情報も出されている所もあり、高齢者や体の不自由な人などに避難を始めるように呼びかけています。前線の活動が活発な状態は、あすまで続く見込みです。引き続き浸水の他、河川の氾濫や土砂災害に十分に警戒して下さい。

 

7月4日3時実況天気図