気象トピックス・コラム
空もよう
西日本は厳しい暑さ、北日本・東日本の太平洋側は気温低め

 

きょうは、西日本や沖縄で気温が高く、暑さが厳しくなりました。鹿児島の天城で35.2度、与論島では34.5度、沖縄の北原で35.2度と観測史上1位、久米島では、34.8度と観測史上1位タイの記録的な暑さになりました。一方、東日本は、関東地方の沿岸、茨城県などで最高気温が30度を超えない所もあり、水戸では25.5度と7月上旬並みでした。
また、関東地方では、北東からの湿った空気と南からの暖かく湿った空気がぶつかり、神奈川県を中心に午後からあちらこちらで大雨となり、神奈川県の相模原中央で1時間に55ミリ、辻堂で51ミリ、三浦では71ミリと非常に激しい雨を観測しました。北海道の日本海側も、局地的に激しい雨の降ったところがあります。大雨となった所では、しばらくの間、低い土地の浸水や河川の氾濫、土砂災害に警戒して下さい。

 

8月1日15時実況天気図

 
 
 
 

あすになると、日本列島は、オホーツク海に中心を持つ高気圧に緩やかに覆われる見込みです。西日本や、東日本と北日本の日本海側はおおむね晴れるでしょう。但し、湿った空気の影響で、夕立の所がありますのでご注意下さい。また、西日本では厳しい暑さが続きます。最高気温が35度を越える猛暑日になる所も多くなる予想となっており、体に堪える暑さとなる見込みです。汗を拭くタオルは欠かせません。こまめな水分やミネラルなどの補給や、ゆるい服装などを心がけ、熱中症に備えて下さい。
一方で、北海道から関東にかけての太平洋側は、晴れ間がでる時間もありますが、北東からの湿った空気の影響で雲が広がりやすく、所々で雨が降る見込みです。北海道の東部では、所々に濃い霧がかかり、見通しが悪くなる所もありそうですから、車の運転や船舶の方は、注意が必要です。また、こちらの地方は、気温がきょうほど上がらない所が多くなる見込みです。東京は28度、埼玉は27度、仙台は25度、網走は19度など、いずれも平年を下回る見込みです。所々で雨が降る可能性があるので、折り畳み傘があると安心です。また、日本の南の海上にある台風5号ですが、非常に強い勢力となっています。日本に影響を与える可能性がありますので、今後の進路情報にご注意下さい。

 

8月2日9時予想天気図