気象トピックス・コラム
空もよう
九州は雷を伴った激しい雨に警戒

 
昨日の夜遅くから今朝にかけて上空に寒気を伴った気圧の谷が通過した影響で関東北部では局地的に雨が強まり、群馬県の神流では4時までの1時間に22.5mmの強い雨が降りました。上空に寒気を伴った気圧の谷は東の海上へ離れたため、関東の雨は一旦小康状態となっていますが、北東から湿った空気の流れ込んでいる関東や北日本では太平洋側を中心に雲が多く、所々で弱い雨が降っています。また、前線が近付いている九州では大気の状態が不安定となっており、長崎県の頭ヶ島では8時までの1時間に70mmの非常に激しい雨が降りました。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる九州では引き続き雷を伴った激しい雨の降る恐れがあります。
 

14日3時実況天気図

 
 
 
 
前線は今夜から明日にかけて西日本を通過するため、雨の範囲は次第に西日本、東海地方へと広がり、雷を伴い激しく降る所もあるでしょう。九州や四国では明日にかけて雨量が多くなる恐れがあるため、土砂災害、浸水、河川の氾濫などに警戒が必要です。関東から北の各地は明日も湿った空気の影響で太平洋側を中心に雲が多く、雨の降る所もある見込みです。一方、沖縄では明日にかけて晴天が続き、強い日差しが照りつけるでしょう。
日中の気温は西日本では明日にかけて30℃を超える蒸し暑さが続きますが、関東や北日本の太平洋側では9月並みの季節外れの涼しさが続く見込みです。特に北日本にお出掛けの方は服装にご注意下さい。
 

14日21時予想天気図

 
 
 
 
日中はセミが鳴いていますが、昨日は夜に秋の虫の音色を聞き、秋が近付いていることを実感しました。