きょう日中は、北日本や西日本で晴れ間のでている所がありますが、未明には、福岡県の宗像で1時間に29ミリの強い雨を観測した他、熊本県でまとまった雨が降りました。雨はだいぶ弱まりましたが、もうしばらくは、土砂災害に注意して下さい。一方、オホーツク海にある高気圧からの冷たく湿った空気の影響で、北海道の東部や東北の太平洋側には低温注意報がでています。
 

16日3時実況天気図

きょうは、東北や関東甲信越地方をを中心に雨が降る見込みです。オホーツク海からの湿った海風と、東海沖の低気圧を巻き込む湿った空気がぶつかり、特に関東や東北の太平洋側で雨雲ができやすい状況になっています。
また、西日本では、晴れ間のでる所もありますが、湿った空気や日射の影響で大気の状態が不安定になります。局地的な強い雨に注意が必要です。
気温ですが、西日本では各地で30度を超える真夏日となる見込みです。一方、東日本や北日本は太平洋側を中心に平年よりも気温が低くなるでしょう。

16日21時予想天気図

今夜になると東海沖にあった低気圧が南東へ離れ、関東沖に進みます。オホーツク海高気圧が北へ離れ、海からの湿った風が次第に弱まります。
このため、あすになると、関東地方の気温は、きょうよりも上がりますが、平年より気温が低い状態は続く見込みです。東北や北海道の太平洋側の低温傾向もしばらく続きますので、農作物の管理などにご注意下さい。
西日本は、きょうと同様に日差しがありますが、午後を中心に大気の状態が不安定になり、雷を伴った激しい雨の所がある見込みです。
北日本と東日本では、曇りや雨の所が多くなるでしょう。