気象トピックス・コラム
気象トピック
高尾山でメガ盛りかき氷

 
今日8月11日は、山の日です。山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する国民の祝日で昨年から施行されました。山というと富士山などの本格的な登山を連想される方が多いと思いますが、1000メートル前後の低山ハイクも静かなブームになっています。東京都心から日帰りで行ける山に高尾山があります。そんな低山ハイクでお薦め、私の住む八王子から近い高尾山を紹介しましょう。高尾山は東京都心から日帰りもできます。
 
高尾山は都心から電車で約1時間で行くことができ、標高は599mで気軽に登ることができます。最も登山者が多く定番となっているのは、ケーブルカーやリフトを使ったり、1号路と呼ばれるコンクリートの道を登って行くコースですが、今の時期におすすめなのが6号路と呼ばれるびわ滝コースです。沢筋に沿って山頂を目指すこのコースは、水を感じる夏におすすめの登山路で、水行の場として知られるびわ滝、沢の中の飛び石など見所も満載で、山頂付近まで木が茂っていて日陰も多いです。日陰が涼しく感じるのは、植物が体内の水分を水蒸気として外に発散する蒸散が行われているためです。
 
さらに、体力のある方におすすめなのが、山頂から小仏城山を経由して相模湖へ降りるルートです。私も子供の頃に家族で何度か歩いたことがありますが、このコースは登山者がほとんどいないので自分のペースで歩くことができます。また、今の時期は城山茶屋でメガ盛りのかき氷を食べて涼むことができます。
山頂から高尾山の麓に戻られる方も、ケーブルカーの高尾山駅にある日本一高い場所にあるビアガーデン高尾山ビアマウントで涼むことができます。
 
このように楽しむことができる高尾山ですが、最も注意が必要なのが天気の急変です。都心から気軽にアクセスできるとはいえ、山であることに変わりありません。天気予報で大気の状態が不安定という言葉を聞いたり、雷注意報が発表されている時には、無理な登山は控えることが大切です。
登山中に風や雲の変化から天気の急変を知ることもできます。山では山谷風と呼ばれる昼は平野部から山間の谷に向かって吹きこむ谷風、夜は谷間から平野部に吹き出す山風が吹くのが特徴的です。山谷風がはっきりしているときは天気が安定しているときです。一方夏のこの時期、午前中から雲が湧きだすようなときは、午後は雷雨になることもあります。
また、今の時期は熱中症にも注意が必要です。山と言っても、高尾山は標高599mの低山なので、標高による山頂付近の気温差は地上より3~4℃低い程度です。高尾山のある八王子市は盆地のような地形なので夏は暑く、8月の高尾山はその日の天気にもよりますが、晴れれば30℃を超えることもあります。
熱中症の他にも注意が必要なのが紫外線です。登山では年間を通して紫外線対策が必要ですが、薄着になる夏は特に要注意です。山の紫外線で注意したいのは、標高が高くなるほど紫外線量が多くなることです。山では必ず帽子をかぶるなどの対策が必要です。
 
天候のことにも気をかけながら、日帰りで行ける近場の低山ハイクに行かれてみてはいかがでしょうか。