気象トピックス・コラム
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冬至

 

きょうは、二十四節気のひとつ、冬至です。

 

冬至は、「太陽光の強さ」「昼間の長さ」からみると冬の真ん中ですが、気温が最も下がるのは少しずれて1月になります。「冬至冬なか冬はじめ」という言葉の通り、冬の厳しい寒さは、これからが本番を迎えます。

 

今年は、初雪などの冬の訪れが全国的に早く、冬型の気圧配置になる日が多いですね。日が短くなり、冷え込みが厳しくて手足を凍えさせながら急ぎ帰宅したとき、温かいお風呂と煮物など温かい夕ご飯が待っているとほっとします。
冬至には、「柚子湯に入る」習慣や、「かぼちゃ」を食べる習慣があります。

 

「柚子」は、みかんやオレンジなどの他の柑橘類よりも寒さに強く、日本では、青森県を北限に、広い地域で栽培されています。冬に実をつけ、冷たい雨や雪にさらされていることから、「冬に耐える」ことの象徴でもあるそうです。
また、冬至には、柚子湯に入って無病息災を願う習慣があります。柚子湯に入ると、血行がよくなり体温が上昇するため、体を温めてくれる効果があります。

 

そして、「かぼちゃ」は、冬に重宝されていた野菜です。かぼちゃは、夏から秋の初めにかけて収穫されますが、かつて冷蔵庫のない時代には、冬まで保存することができる野菜であったため、野菜の少ない冬の貴重な栄養源でした。
冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないと言われています。実際に、かぼちゃには、免疫力を高め、呼吸器系を守る栄養素であるベーターカロチンが豊富に含まれています。

 

暖かい「柚子湯」に入り、寒い冬に耐え
「かぼちゃ」で栄養をとって風邪を防ぐ
今の時代にも通用する、伝統的な人間の知恵と言えますね。