気象トピックス・コラム
気象トピック
ポインセチア

 

クリスマスが近付いてきて、部屋に「ポインセチア」を飾っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

 

「ポインセチア」は、メキシコが原産です。19世紀に、アメリカのメキシコ駐在大使だったポインセット氏が、「タスコ」という街で、冬に赤い葉をつけるこの植物をみつけ、アメリカに持ち帰り広めたことから、彼の名前にちなんで、「ポインセチア」と名付けられました。ちょうどクリスマスの頃に見ごろを迎えることから、「クリスマスフラワー」とも呼ばれています。日本には、明治時代に伝わりました。

 

ポインセチアは、12月に出回るので寒さに強いと思われがちですが、もともと暖かい地域が原産で寒さに弱く、気温の変化に敏感です。「タスコ」の月平均最高気温は、年間を通して20℃を超えています。株を維持できる温度は、10℃~28℃くらいです。このため冬は、10℃以上の気温を保てる室内で、できるだけ暖かく日当たりが良い窓際などにおくようにしましょう。寒さの厳しい地方では、日中は暖房などを入れれば気温は10℃以上を保てそうですが、夜間はどうしても冷えてしまうため、傷めてしまうこともあります。夜間は、部屋の真ん中に置き、ダンボールを被せて保温したり、ホットカーペットなどを利用したりするのもひとつの方法です。

 

さて、せっかくクリスマスの頃に飾る「ポインセチア」、来年も同じように色づかせたいと思いませんか?そうするには、少し工夫が必要です。

 

ポインセチアは、「短日植物」で、12時間以上の夜が40日以上続かないと花芽もつきませんし、葉が赤くなりません。このため、自然にまかせておくと葉が赤くなるのはだいたい2月になります。
クリスマスまでに葉を赤く色づかせるには、9月下旬~10月上旬ごろから、毎日欠かさず40日以上、人工的に夜を長くしてあげる必要があります。毎日17時から翌7時まで、14時間を目安にダンボールなどで覆いをかけて暗い所に置き、日中は十分日光にあてることを繰り返すのがこつです。また、2日間覆いをかけずに放置してしまうと、短日条件が満たされず、予定の時期に色づかないので注意が必要です。

 

少し手間のかかるポインセチアですが、来年もまた再来年のクリスマスも赤と緑のクリスマスカラーで飾りたいものですね。