24日の天気のポイント

冬型の気圧配置が続き、非常に強い寒気が南下してくる見込みです。上空1500m付近に-12℃という、めったにないような寒気が本州を覆うように流れ込むため、日本海側では、引き続き、大雪、なだれ、暴風雪、高波に警戒して下さい。太平洋側は、北日本や西日本で雲が多く、雪の所がある見込みです。東日本はおおむね晴れるものの、厳しい寒さとなるでしょう。この強い冬型はしばらく続きますので、体調管理などお気をつけ下さい。

各地の天気

▽北海道・東北
北海道は、低気圧の影響で広く雪が降り、荒れた天気が続くでしょう。暴風雪や高波に引き続き警戒するとともに、大雪やなだれに注意して下さい。吹き溜まりなどによる交通障害にも注意が必要です。気温は低く、特に最高気温が平年よりも低い所が多いでしょう。
東北は、日本海側は雪でふぶき、雷を伴う所もあるでしょう。太平洋側も雲が多く、平野部でも雪の降る所がある見込みです。気温は平年よりもかなり低く、仙台でも真冬日になる見込みです。朝も冷えるので、水道管の凍結などにご注意下さい。

▽関東甲信・東海
関東地方は、北部の山沿いで雪の所がありますが、おおむね晴れるでしょう。甲信地方は晴れ間もありますが、長野県を中心に雪の降る所がある見込みです。関東の平野部では、まだ雪が残っている所があり、朝は冷え込みが厳しいので、路面の凍結にご注意下さい。また、最低気温が関東北部を中心に-5℃以下の所が多く、水道管の凍結にも注意が必要です。
東海地方は、静岡県は晴れますが、他は雲が広がりやすく、平野でも夕方以降、雪の所があるでしょう。岐阜県では大雪の恐れがあり、愛知県や三重県などでも雪が積もる可能性があります。気温は、特に最高気温が平年よりも5℃ほど低く、寒いでしょう。岐阜県の高山では、真冬日になる見込みです。

▽北陸
荒れた天気が続くでしょう。特に午後になると、広い範囲で雪の降り方が強まり、多い所では、24時間に80センチ～100センチほどの雪が降る恐れがあり、大雪や新雪なだれに要警戒です。また、風が非常に強く猛吹雪となり、海上の波は5メートル～7メートルと、大しけとなる海域もありますので、高波にも警戒して下さい。

▽近畿
北部では雪が降り、ふぶく所もあるでしょう。大雪やなだれ、暴風雪や高波に警戒が必要です。中部や南部も雲が広がりやすく、雪の降る所がある見込みです。普段は雪の少ない所でも、積雪となる恐れがありますので、タイヤチェーンの準備など、あらかじめの雪対策をしておいた方がよいでしょう。各地で冬日となり、朝は冷え込みが厳しく、日中も気温は上がらず各地とも5℃以下と寒いでしょう。

▽中国・四国
山陰では風が非常に強く、猛吹雪となるでしょう。雷を伴う所もある見込みです。海上はしけるので警戒が必要です。山陽では、山沿いだけではなく平野でも雪が降り、積雪となる恐れがあります。あらかじめの雪対策をしておくと安心です。朝は-4℃以下の所がありますので、水道管の凍結に注意が必要です。日中も気温は上がらず、山陰を中心に真冬日となる可能性もあるでしょう。
四国も、山沿いを中心に雪が降り、大雪となる所があるでしょう。平野部でも雪の所があり、積雪の恐れがあります。朝の冷え込みは厳しく、冬日の所が多くなるでしょう。日中も気温は上がらず、最高気温は5℃以下の見込みです。平年を大きく下回り、寒さが厳しいでしょう。防寒対策と雪対策をしっかりとしてお出かけ下さい。

▽九州
九州北部は、熊本県の山沿いを中心に大雪の恐れがあります。その他の所でも、昼ごろまで雪が降るでしょう。九州南部は晴れますが、昼ごろまでは雪の所がある見込みです。気温も低く、朝は氷点下の冷え込みとなり、冬日となる所もあるでしょう。日中も気温は上がらず、九州北部は0℃を少し超えるくらいの所が多く、九州南部も10℃以下の見込みです。

▽沖縄・奄美
寒気の影響で曇り、所々で雨が降る見込みです。朝はそれほど冷え込みませんが、日中は気温が上がらず、1日を通してほぼ横ばいで、寒さが続くでしょう。前日とくらべてもやや低くなる見込みです。

24日の天気予報

24日の予想最低・最高気温

＊次回更新は1月24日11時30分頃を予定しています。