気象トピックス・コラム
空もよう
【週 間】3月最初の週は、強風・強雨、そして寒暖差に注意

◆天気のポイント【3月1日(月)~7日(日)】
・3月2日(火)は発達する低気圧の影響で荒れた天気に…、強雨・強風・高波に注意。
・寒暖の差が大きな1週間、服装を上手に選んで体調管理をしっかりと。
・花粉のシーズンが本格化。対策を万全に。


週間天気【3月1日(月)~7日(日)】

3月1日(月)から天気は下り坂に向かいます。晴れる所も次第に雲が多くなり、雨や雪の降りだす所がある見込みです。2日(火)は前線を伴った低気圧が発達しながら北日本を進むため、北日本から西日本にかけて雨・風ともに強まり荒れた天気となるでしょう。低気圧や前線に向かって暖かい空気が流れ込むため北海道は湿った雪になり、東北や北陸でも雨になる所が多くなります。この雨や雪の後には一時的に寒気が入り北陸から北の日本海側では再び雪になる所があるでしょう。雨から雪に、また湿った雪から粉雪へと変わるため、融雪による浸水や道路状況の悪化、雪崩などが起こりやすくなりますので注意が必要です。海上は高波に気を付けて下さい。

その後は天気が回復して各地とも晴れ間が戻りますが、春の天気は変わりやすく晴天は長続きしません。4日(木)以降は再び天気が下り坂に向かい、西日本や東日本の太平洋側を中心に曇りや雨の日がしばらく続いてしまいそうです。

今週も寒暖の差が大きな1週間となりそうです。週初めは曇りや雨でも気温は平年よりもかなり高い所が多く4月中旬並みの所もあるでしょう。2日(火)の雨を境に気温が下がり、その後もアップダウンを繰り返しそうです。寒暖の差が大きいため服装を上手に選び体調管理に注意して下さい。

また、西日本や東日本の太平洋側で花粉の飛散が本格化しています。晴れて暖かく空気の乾燥した日や雨上がりの翌日は飛散量が増えます。また、曇っている日、気温がそれほど高くない日でも、ピークを迎えている所ではある程度は飛びますので対策をしっかりとして下さい。外出時にはウール素材の服装を避け、花粉の付着しにくいポリエステルやナイロン、革などのツルツルとした素材を選びます。昼すぎから日没までの花粉の飛びやすい時間帯の換気は控えめにし、1日のうちで比較的飛散量の少ない朝の早い時間に主に行うことをおすすめします。空気清浄機を活用するのもよいでしょう。