気象トピックス・コラム
空もよう
梅雨のような天気続く、大雨への警戒継続を

◆この先一週間のポイント
・三連休は天気の急変に注意、九州では線状降水帯発生の恐れも
・連休明けは西日本で大雨に警戒
・湿度が高く厳しい暑さ、熱中症対策を万全に


週間予報【7月16日(土)~7月22日(金)】

この先一週間は、前線が本州付近に停滞しやすくなり雨の降る日が多く、梅雨に戻ったような天気が続きます。
特に、前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込む九州では、16日(土)午前中にかけて線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があるため厳重な警戒が必要です。その他の各地も、前線や上空の寒気の影響で所々で雷を伴う激しい雨が降り、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所もあります。土砂災害や河川の増水などに警戒してください。

17日(日)~18日(月)海の日も、大気の不安定な状態が続きます。晴れ間のでる所もありますが、雲が広がりやすく所々で急に強い雨が降りだし雷を伴うこともあるでしょう。三連休ということもあり、海や山など屋外でレジャーを予定されている方は天気の急変に気を付けてください。真っ黒い雲が近付いてきたり、急に冷たい風が吹くなどは積乱雲が近付いている兆しですので注意が必要です。

三連休明けの19日(火)以降も、前線が停滞しやすく雨の降る所が多いでしょう。特に20日(水)にかけては、前線の活動の程度によっては西日本で大雨となる恐れもあります。最新の気象情報に注意をしながら、ハザードマップで避難場所や避難経路を確認するなど大雨への備えを万全にしてください。

曇りや雨の日が多いですが、気温は平年並みか平年より高い所が多いでしょう。西日本や東日本では日中の気温は30℃を超える所が多く、北海道でも所々で25℃を超える見込みです。湿度が高く蒸し暑い日が多く、日差しのある日は一段と暑さが厳しく感じられるでしょう。引き続き、こまめに水分を補給するなど十分な熱中症対策を行い、体調管理に注意してください。