◆この先1週間のポイント
・30日(水)から冬型の気圧配置で寒気流入
・北日本日本海側を中心に大雪に警戒
・東~西日本太平洋側は晴れても冬の寒さ
週間予報【11月30日(水)~12月6日(火)】
29日(火)は低気圧や前線の影響で全国的に雨や風が強まり、荒れた天気となっています。午前は鹿児島県の十島村小宝島や鹿屋市吉ケ別府、日置市で1時間に50mmを超える非常に激しい雨を観測しました。
西日本は29日(火)夜にかけて、東日本は30日(水)明け方にかけて大気の状態が非常に不安定になるため、雷を伴って激しい雨の降る所があるでしょう。北日本も寒冷前線が通過する29日(火)夜にかけて、急な激しい雨や落雷、突風に注意が必要です。
低気圧や前線が通過した後は冬型の気圧配置が強まり、上空には今シーズン1番の強い寒気が流れ込みます。降れば平地でも雪になる目安となる-6℃以下の寒気が東日本から西日本に流れ込む見込みで、北日本は更に強い-12℃以下の寒気に覆われるでしょう。
これまでの寒気は1日程度で日本から抜けていくことが多かったですが、今回は数日、日本に居座る見通しで、冬将軍の到来となりそうです。
30日(水)は北海道の日本海側から雪が降り始め、東北の日本海側も次第に雨から雪へと変わるでしょう。平地でも本格的な雪となり、山沿い中心に大雪となる恐れがあります。また、北陸から山陰も続々と初雪となる可能性があり、山沿いでは積もる所がありそうです。
北日本を中心とした強い冬型の気圧配置は、12月2日(金)頃にかけて続く見込みです。北日本の日本海側は雪の量が多くなる恐れがあり、北海道では風も強まって吹雪く所があるでしょう。今シーズン初の本格的な雪となりますので、車の運転などは十分注意をするようにしてください。
東日本や西日本は太平洋側中心に晴れ間のでる日が多くなりますが、晴れても気温はあまり上がらず、冬の寒さとなるでしょう。
1日(木)の予想最高気温は、東京で15℃、名古屋や大阪で13℃、福岡で11℃となっており、真冬並みという所もありそうです。2日(金)は更に気温が下がり、東京も13℃止まりとなるでしょう。
冬型の気圧配置となるため、北寄りの風が冷たく、数字以上に寒く感じられそうです。冬物のコートやマフラー、手袋が活躍するでしょう。
また、4日(日)~5日(月)頃は、東日本や西日本の太平洋側も曇りや雨となり、冷たい雨が降ると予想よりも気温が下がるかもしれません。週末以降の予報にはまだ幅がありますので、今後も最新の情報をご確認ください。