気象トピックス・コラム
空もよう
4日(日)は北日本で荒れた天気に

◆この先一週間のポイント
・4日(日)は北日本で大雪や吹雪に注意
・師走らしい寒さが続くため体調管理に注意


週間予報【12月2日(金)~12月8日(木)】

冬型の気圧配置となり強い寒気が流れ込んだため、11月30日(水)には青森、秋田、山形で初雪が観測され、12月1日(木)には扇ノ山(鳥取市)、鷲峰山(鳥取市)、比良山(彦根市)、由布岳(大分市)で初冠雪となりました。

1日18時の気象衛星の雲画像

気象衛星の雲画像を見ると、寒気に伴う筋状の雲が日本海に広がっています。
強い寒気は2日(金)も居座る見込みで、北日本の日本海側では雪の降り方が強まる所があるでしょう。大雪による交通障害に注意が必要です。北陸から山陰の山沿いでも雪の所があるため、車を運転される方は路面状況の変化に気を付けてください。太平洋側も雲が多いですが、次第に晴れてくる見込みです。

週末の3日(土)は、寒気が北上するため北陸から山陰は曇りや晴れとなる所が多く、東北の日本海側も雪ではなく雨の所が多いでしょう。気圧の谷が通過する北海道では広い範囲で雪が降る見込みです。東日本や西日本の太平洋側は晴れる所が多く、お出掛け日和となるでしょう。

4日(日)は、再び冬型の気圧配置となる北日本は日本海側で雨や雪が降り、風も強まり波も高くなるでしょう。北海道を中心に大雪や吹雪になる恐れがあるため、お出掛けを予定されている方は最新の気象情報や交通情報を確認してください。関東以西も西日本の南海上を東へ進む前線や低気圧の影響で雲が多く、西から雨の範囲が広がる見込みです。

4日の週間アンサンブル予報(気象庁の資料を加工)

週明けの5日(月)以降も、北日本の日本海側や北陸は寒気や低気圧の影響で雨や雪の降りやすい日が続くでしょう。太平洋側は前線や低気圧の影響で5日(月)は雲が多く関東など雨の降る所もありますが、6日(火)以降は晴れ間のでる日が多くなる見込みです。

全国的に朝は冷え込む日が多く、北海道では‐5℃前後まで下がる所もあり、東日本や西日本も5℃を下回る所もあるでしょう。日中の気温も北海道では0℃に届かない所もあり、東日本や西日本も15℃に届かない日が多くこれまであったような季節外れの暖かさの日はない見込みです。特に5日(月)の関東は10℃前後までしか気温が上がらず、冷たい雨の降る可能性もありより一層寒く感じられるでしょう。
この先一週間は、師走らしい寒さの日が多くなるため、暖かい服装を選び体調管理に注意してください。