◆この先1週間のポイント
・24日(火)~26日(木)頃は大雪や猛吹雪に厳重警戒
・全国的に凍える寒さ、水道管の凍結などにも注意
・週末も冬型の気圧配置が強まり、積雪増加の恐れ
週間予報【1月24日(火)~1月30日(月)】
日本付近は24日(火)~26日(木)頃にかけて強い冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に大雪や猛吹雪となる見込みです。太平洋側でも大雪となる恐れがあり、交通機関への影響などに警戒が必要です。また、週末も再び冬型の気圧配置が強まり、雪の量がさらに増える恐れがあります。
24日(火)以降はこの冬一番の強い寒気が流れ込むでしょう。上空1500m付近で-6℃以下が平地で雪が降る目安とされていますが、今回はその-6℃以下の寒気が南西諸島から伊豆諸島付近まで南下する見込みです。
東日本や西日本の上空には-12℃から-15℃以下の一段と強い寒気が流れ込む見通しで、平年より10℃以上気温が低くなる所もあるでしょう。最強クラスの寒波の襲来により、普段それほど雪が降らないような地域でも、大雪となる恐れがあります。
予想24時間降雪量は25日(水)の朝までに、いずれも多い所で、北陸で70~100㎝、東北で60~80㎝などとなっていて、急激な積雪の増加が見込まれています。非常に強い風が吹いて猛吹雪となり、見通しがほとんど効かなくなるかも知れません。
車の立往生が発生しやすい状況となり、鉄道や飛行機など各交通機関にも大きな影響が出る可能性があります。最新の情報を確認し、状況に応じて不要不急の外出は控えるようにしてください。
また、今回は非常に強い寒気の影響で太平洋側でも大雪となる恐れがあり、市街地でも積雪や路面の凍結に十分注意が必要です。
気温は平年を下回る所が多く、厳しい寒さとなるでしょう。25日(水)は北日本の広範囲で一日中氷点下の真冬日となる見込みです。東日本や西日本も、最高気温が5℃に届かない所が多く、まるで冷蔵庫の中にいるような寒さとなりそうです。
また、25日(水)の最低気温は、東京都心で-3℃が予想されています。内陸では一層冷え込みが強まり、水道管の凍結などにも注意が必要となるでしょう。低温による被害にも備えるようにしてください。
その後も断続的に強い寒気が入り、週末にかけて全国的に厳しい寒さが続く見込みです。28日(土)頃は再び冬型の気圧配置が強まり、雪の量もさらに増える恐れがあります。向こう一週間は大雪や猛吹雪、低温による被害に厳重な警戒をしてください。