気象トピックス・コラム
空もよう
春本番の暖かさ、東~西日本は20℃前後に

◆この先1週間のポイント
・天気は周期変化、花粉の大量飛散に注意
・気温は平年より高く、春本番の暖かさに
・朝晩と日中の気温差大、服装で上手に調節を


【週間予報3月6日(月)~3月12日(日)】

週間アンサンブル予想図(出典:気象庁、筆者加工)

日本付近は移動性高気圧の通り道となっていて、8日(水) 頃にかけて広く晴れるでしょう。9日(木)は前線の影響で西から雨の範囲が広がり、10日(金)にかけて東日本や北日本も雨が降る見込みです。11日(土)は晴れ間が戻りますが、12日(日)は全国的に雲が広がるでしょう。

この先は春らしく、短い周期で天気が変わっていく見通しです。晴れる日は花粉の飛ぶ量が多くなりますので、花粉症の方は万全の対策をしてお過ごしください。

南から暖かい空気が流れ込むため、気温は最高・最低気温ともに平年を大きく上回るでしょう。東日本や西日本は日中20℃前後まで上がる日が多く、東北南部も20℃近くまで上がる所がありそうです。東北北部や北海道は10~15℃くらいで4月並みの暖かさになるでしょう。

雪の多く残っている地域では、この暖かさで雪解けが進む見込みです。雪崩や屋根からの落雪、融雪による冠水や河川の水位上昇などにも注意が必要です。

朝晩との気温差が大きくなるため、服装選びにもお気をつけください。昼間は20℃以上で上着いらずの暖かさとなる所も、朝晩は一桁まで下がるでしょう。

気温が5℃変わると服装一枚分くらい体感が変わるとされています。内陸部などは朝晩と日中とで15℃以上の寒暖差となりそうですから、お出かけの際は、脱ぎ着しやすい調節の出来る服装がオススメです。

季節の変わり目となりますので、天気予報で日ごとの天気や気温変化を確認し、風邪など引かないよう、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。