気象トピックス・コラム
空もよう
大型連休の中盤は行楽日和、終盤は雨に

 

◆この先一週間のポイント
・大型連休の中盤は行楽日和だが、終盤は雨で降水量が多くなる可能性も
・北日本でも夏日になる所があるため、熱中症対策を万全に

 

週間予報【5月2日(火)~5月8日(月)】

 

予想天気図(3日~8日)
2日(火)~3日(水・憲法記念日)は、移動性高気圧に覆われ広い範囲で晴れてお出かけ日和となるでしょう。海や山など屋外でレジャーを楽しまれる方も多いかもしれませんが、日差しが強いため、帽子や日焼け止めクリームを使用するなど紫外線対策を万全にしてお出かけください。

 

4日(木・みどりの日)も北日本や東日本を中心に晴れますが、高気圧の中心が日本の東へ離れ、湿った空気が流れ込むため西日本では雲が広がりやすくなり、5日(金・こどもの日)は東日本や北日本も含めて全国的に雲が多くなるでしょう。

 

大型連休終盤の6日(土)~7日(日)は、前線が通過するため全国的に雨が降り、雨脚の強まる所もあるでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、北日本の日本海側や北陸、西日本では降水量が多くなる可能性もあります。連休終盤ということもあり移動をされる方も多いかもしれませんが、最新の情報を確認し、時間に余裕を持った行動をとるようにしてください。

 

大型連休明けの8日(月)も、前線が本州の南岸に停滞するため全国的に雲が多く、西日本や東日本の太平洋側で雨が降る見込みです。

 

気温は、平年並みか平年より高い日が多いでしょう。西日本や東日本では日中は25℃以上の夏日になる所があり、北海道でも4日(木・みどりの日)は25℃前後まで気温の上がる所もある見込みです。まだ体が暑さに慣れていない時期のため、特に長い時間を屋外で過ごされる方は、こまめに水分を補給するなど熱中症対策を万全にしてください。また、晴れる日は朝晩と日中の寒暖差が大きくなる日もあるため、調節しやすい服装を選んで出かけると良いでしょう。

 

大型連休ということで車で移動される方も多いかもしれませんが、注意が必要なのが車内の熱中症です。真夏ではない今の時期でも直射日光などで車内の温度は高温になることがあります。子供やペット、高齢の方などを車内に残さないように気をつけながら、大型連休をお過ごしください。