◆この先1週間のポイント
・来週は本州付近に梅雨前線が停滞
・梅雨空が続き、26～27日は大雨の恐れも
・気温は平年並みか高く蒸し暑い

週間予報【6月23日(金)～6月29日(木)】

 

22日(木)は、梅雨前線や低気圧の影響で広い範囲で雨となっています。

高知の室戸岬では1時間に33.5ミリ(～7:09)の激しい雨が降っており、愛知県の愛西でも1時間に20ミリ(～8:50)の強い雨を観測するなど、西日本や東日本で雨脚の強まっている所があるようです。

活発な雨雲はこのあと東へ移り、関東も今夜から23日(金)未明にかけて、雨脚の強まる所があるでしょう。雨でヒンヤリする所が多いため、服装選びに注意が必要です。

週末はいったん梅雨前線が南下し、24日(土)は西～東日本を中心に晴れ間がでるでしょう。25日(日)も日差しの届く所がありますが、天気は西から下り坂で、九州では次第に雨が降りだす見込みです。

週明け26日(月)～27日(火)は、梅雨前線が対馬海峡付近から日本海にのび、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む見通しです。西日本の日本海側を中心に雨量が多くなる恐れがあります。

また、28日(水)以降も本州付近に前線が停滞する見込みで、西～北日本の広い範囲で曇りや雨の天気が続くでしょう。一方、夏の高気圧に覆われる沖縄や奄美は晴れる日が多くなる見込みで、沖縄や奄美では、いよいよ梅雨明けとなりそうです。

最高気温は平年並みか高く暑さが続くでしょう。名古屋では23日(金)以降、連日真夏日となる予想で、東京都心も来週は31～32℃まで上がる日がある見込みです。

気象庁からは高温に関する早期天候情報も発表されており、北日本や東～西日本の日本海側を中心に平年よりかなり気温の高くなる所もあるでしょう。

蒸し暑さが増すと共に、熱中症のリスクも高まっています。6月12日～6月18日の熱中症による救急搬送者数は、前週の900人から1843人に倍増し、特に高齢者の熱中症が多くなっているようです。夏本番はまだ先だからと油断せず、しっかりと熱中症対策をしてお過ごしください。