気象トピックス・コラム
空もよう
晴れる所が多く厳しい暑さ

 

◆この先一週間のポイント
・広い範囲で晴れるが、九州や北海道は雲が広がりやすく雨の所も
・暑さが厳しいため熱中症対策を万全に
・台風5号の動向に注意、沖縄では大しけとなる恐れも

 

週間予報【7月22日(土)~7月28日(金)】

 

予想天気図(7月23日~28日)
この先一週間は、高気圧に覆われ晴れる所が多いでしょう。にわか雨や雷雨があるのは山沿いが中心となる見込みです。20日(木)の東海、北陸、中国地方に続き、21日(金)は四国と北陸で梅雨明けの発表がありましたが、関東甲信や東北でも梅雨明けする可能性があります。強い日差しが照りつけるため、紫外線対策を万全にしてください。
湿った空気が流れ込む九州や北海道では雲が広がりやすく、24日(月)~25日(火)頃は雨の降る所もあるでしょう。九州の梅雨明けは、期間の中頃以降にさらに遅れる可能性があります。

台風5号の予想進路図
21日(金)午前9時に、フィリピンの東で台風5号が発生しました。台風は発達しながら西寄りに進んだ後、次第に進路を北寄りに変えて、26日(水)頃には非常に強い勢力で先島諸島付近に近付く可能性があります。台風の予報円は大きくまだ進路に幅がありますが、沖縄地方では波が高く、台風の進路によっては大しけとなる恐れがあります。夏休みということもあり、海のレジャーを計画されている方もいらっしゃるかもしれませんが、最新の台風情報を確認し、場合によっては予定を変更することも必要です。

気温は平年並みか平年より高いでしょう。日中は西日本や東日本で35℃前後まで気温の上がる所も多く猛烈な暑さとなり、北海道でも30℃くらいまで上がる所もあり厳しい暑さとなるでしょう。喉が渇く前に水分を補給したり、我慢をせずにエアコンを使用するなど熱中症対策を万全にしてください。
また、夜間の気温も下がりにくく、最低気温が25℃以上の熱帯夜の所も多いでしょう。就寝前に涼しい環境を作り、コップ1杯の水を飲むなど夜間の熱中症にも注意が必要です。
23日(日)は二十四節気の大暑で、一年で最も暑さが厳しく感じられる頃です。栄養と睡眠をしっかりとり、暑い時期を乗り切りましょう。