気象トピックス・コラム
空もよう
天気は秋らしく周期変化


◆この先1週間のポイント
・台風15号 小笠原諸島は高波警戒
・14~15日は太平洋側中心に雨
・16~17日は北日本で荒天の恐れ


週間予報【10月14日(土)~20日(金)】

 

衛星画像(出典:気象庁HP、筆者加工)

 

13日(金)も、北~西日本は爽やかな秋晴れが続いています。夜遅くは九州で雨の降りだす所がありますが、その他は天気の大きな崩れはないでしょう。

一方、南の海上には台風に伴う発達した雲が見られます。大型の台風15号は13日(金)午前9時現在、猛烈な勢力となっており、今年最強クラスの台風となっています。 すでに東に向きを変えているため、本州付近へ近付くことはありませんが、小笠原諸島では強い風が吹き、14日(土)にかけてうねりを伴う高波に警戒が必要となるでしょう。

 

14日(土)~15日(日)にかけて、本州の南を低気圧が通過する見込みです。14日(土)は西日本から雨が降りだし、15日(日)は東日本や東北も冷たい雨となるでしょう。太平洋側を中心に発達した雨雲が掛かり、激しい雨の降る可能性があります。

その後、16日(月)~17日(火)は、北日本で荒れた天気に警戒が必要です。発達する低気圧の影響で雨や風が強まり、北日本の山地では雪の混じる所もある見込みです。

18日(水)は移動性高気圧に覆われ、広い範囲で穏やかに晴れるでしょう。ただ、19日(木)以降は高気圧が東へ離れ、再び天気が下り坂に向います。秋らしく天気は短い周期で変わっていきそうです。

 

日ごとの気温の変化にも注意が必要です。13日(金)は東~西日本で25℃以上の夏日が予想されていますが、週末は冷たい雨で一気に肌寒くなるでしょう。15日(日)の最高気温は東京で19℃、名古屋で20℃と11月上旬並みの予想です。

一方で、晴れ間が戻る来週後半は、関東以西で25℃前後と汗ばむ陽気になるでしょう。北日本にも暖かい空気が流れ込み、平年より大幅に気温が高くなる見通しです。

この先は、日ごとの天気や気温の変化が大きくなります。服装などで上手く調節し、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。