気象トピックス・コラム
空もよう
三連休は季節外れの高温に

 

◆この先一週間のポイント
・三連休は季節外れの高温が続く、一日の寒暖差が大きいため体調管理に注意
・連休明けの6日(月)~7日(火)は全国的に荒れた天気になる恐れ

 

週間予報【11月3日(金)~11月9日(木)】

 

日最高気温(2日14時現在 出典:気象庁HP)

上空に季節外れの暖かい空気が流れ込み、2日(木)は九州から関東の所々で25℃以上の夏日となり、高知や山口では29℃を超える所があるなど、11月としての1位の気温を更新した所も多く、記録的な高温となりました。


季節外れの暖かい空気は、三連休初日の3日(金・文化の日)は東北付近まで北上するため、仙台でも25℃を超える見込みで、仙台で夏日になると11月としては観測史上初となります。東日本や西日本も連休中から連休明けにかけて25℃前後まで気温が上がり、夏日が連続する所も多く、11月とは思えない記録的な高温が続く見込みです。4日(土)は、フェーン現象も加わり、富山など北陸では28℃くらいまで気温の上がる所もあるでしょう。
日中は季節外れの暑さになりますが、朝晩は冷えるため一日の中での寒暖差が15℃くらいになる所もある見込みです。服装を上手に選び、大きな寒暖差で体調を崩さないように注意してください。
週明け以降は季節外れの暑さは次第に収まりますが、平年より気温のやや高い所が多い見込みです。


三連休初日の3日(金・文化の日)~4日(土)は、寒冷前線が通過する北日本では雨の降る所が多くなるでしょう。前線が通過する際は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意してください。一方、東日本や西日本は高気圧に覆われ晴れる所が多く、お出かけ日和となる見込みです。

三連休最終日の5日(日)は、前線を伴った低気圧が朝鮮半島付近に進んできます。北海道で晴れますが、東北から西日本は雲が多く四国や九州では雨の降る所もあるでしょう。

連休明けの6日(月)~7日(火)は、低気圧が発達しながら日本海を進み、この低気圧から延びる前線が日本付近を通過します。このため、西日本から北日本の広い範囲で雨が降り、雨や風が強まり海上では波も高く荒れた天気となるでしょう。北日本を中心に大荒れや大しけ、大雨となる恐れもあるため、最新の気象情報を確認してください。

8日(水)~9日(木)は、低気圧や寒気の影響で北日本の日本海側を中心に雨が降りますが、東日本や西日本は移動性高気圧に覆われ晴れる所が多くなる見込みです。