気象トピックス・コラム
空もよう
29日(金)にかけて春の嵐に 警報級の大雨や暴風の恐れ

◆この先1週間のポイント
・29日(金)にかけて春の嵐に
・雨の後は黄砂の飛来に注意
・気温高く、桜が咲き進む暖かさ


週間予報【3月29日(金)~4月3日(水)】

 

 

29日(金)にかけて、低気圧や前線が日本付近を通過する見込みです。28日(木)は西から雨の範囲が広がり、夜以降は西日本や東日本の太平洋側で雷を伴い激しく降る所があるでしょう。

また、急速に発達する低気圧の影響で、29日(金)は北日本でも大荒れの天気となる恐れがあります。予想される最大瞬間風速は北海道や関東で35メートル、東北で30メートルと、何かにつかまっていないと立っていられないような非常に強い風が吹く見込みです。

29日(金)にかけて警報級の大雨や暴風となる恐れがありますので、今後も最新の気象情報や交通情報を確認し、お出かけの際は十分注意をするようにしてください。

30日9時の黄砂予測(出典:気象庁HP)

 

雨雲が抜けた後は天気が回復しますが、変わって黄砂が飛来する予想となっています。29日(金)から30日(土)にかけて、西日本から北日本の広い範囲に黄砂が飛来し、見通しが悪くなる所もあるでしょう。洗濯物などへの付着にも注意が必要です。

また、黄砂は濃度が高くなると健康にも影響を及ぼす恐れがあります。アレルギーをお持ちの方や、呼吸器系や循環器系に疾患のある方は、特に注意をするようにしてください。

 

31日(日)以降は、西日本や東日本を中心に晴れ間のでる所が多くなりますが、4月3日(水)頃になると西日本や東日本の太平洋側に前線が北上し、広く曇りや雨の天気となる見込みです。

気温は平年より高い状態が続き、来週にかけて桜の開花が進むでしょう。東京では31日(日)に24℃まで上がる予想で、5月中旬並みの汗ばむ陽気となりそうです。

桜はまだ咲いたばかりの所が多く、直近の風雨で散ってしまうことはないと見ていますが、一気に咲き進んでいく可能性があるため、お花見の計画は早めに立てた方が良さそうです。