気象トピックス・コラム
空もよう
前線停滞、週末は生憎の雨。気温は高めで桜の開花は?

◆この先1週間のポイント
・前線が停滞し、雨の降る日が多い。大雨の日もあるため今後の情報に注意。
・寒暖の差はあるものの、気温はこの時期としては高めの日が多い。雪崩に注意。
・気になる桜の開花は?雨の中でも開花宣言が…。


週間予報【3月23日(土)~29日(金)】

この先1週間は、26日(火)ごろまで西日本や東日本に前線が停滞し、雨の降りやすい日が続く見込みです。前線上の低気圧が通過するタイミングでは、雨脚が強まり大雨となる所がありますので注意が必要です。


23日(土)は、日本海から近付く低気圧や東シナ海から延びる前線の影響で東北から九州にかけて雨が降るでしょう。低気圧の影響を受ける東日本を中心に本降りの雨となり、高い山では雪の所もある見込みです。東北も雪の所が多くなるでしょう。24日(日)は、前線の影響を受ける九州・中国・四国地方などの西日本を中心に大雨の恐れがありますので注意してください。この週末は、雨が降るだけでなく、風も強まり波も高く、荒れ模様の生憎の天気となる見込みです。北海道や沖縄は晴れ間があるでしょう。
週明け25日(月)~26日(火)も前線上の低気圧が西・東日本を進むため、雨が続く見込みです。九州から東北にかけて、所々で雨脚が強まり大雨となる所もありますので引き続き注意してください。風の強い状態・波の高い状態も続くでしょう。
貴重な晴れ間となりそうなのは、27日(水)です。東北でやや雲が多いものの、北海道や東日本、西日本や沖縄は、おおむね晴れるでしょう。
春の晴天は長続きせず、28日(木)は、低気圧や前線が近付き再び天気は下り坂。29日(金)は北海道から沖縄にかけて全国的に雨となり、再び、大雨・強風・高波に注意が必要になりそうです。


気温は、この時期としては高めの日が多いでしょう。23日(土)と26日(火)は寒の戻りとなりますが、その他の日は平年よりかなり高めの日が多くなりそうです。雨の日が多いものの、気温は高めで花粉はまだ飛んでいます。東北などでスギの本格飛散が続いていますが、ヒノキの花粉が飛び出している所も出てきていて花粉の季節はまだ続きそうです。花粉症の方は、引き続き、部屋の中に花粉をいれない工夫をするなど、対策を怠らないようにしてください。また、気温の高い日が多いため、雪解けが進みます。山沿いの雪崩や屋根からの落雪、融雪による洪水などにも注意が必要です。


そして、いよいよ桜の開花が気になる季節になってきました。今年の予想は平年並みか早めの所が多かったのですが、先週の寒さでつぼみの膨らみは足踏みしてしまったようです。この先1週間は気温が急激に高くなるため、雨の中ではありますが、桜の開花宣言する所もでてくるのではないかとみています。